村上龍です。
彼を知ったのは大人になってからで舐達麻のインタビュー記事に村上龍の名前が出てきたり、曲「DABS CHEESE」のリリックに「真理に歩む程、限りなく透明に近く」というフレーズが出てきたり。
ビートメイカーのグリーンアサシンダラーが「限りなく透明に近いブルー」を自身の究極のクラシックの中の1冊に選んでいる。生活すべてが創作につながる GREEN ASSASSIN DOLLARに根付く3冊のクラシックス|好書好日
本屋に行って限りなく透明に近いブルーを買って。
ページをめくってすぐ衝撃を受けた。
冒頭からモルヒネやらヒロポンやらパンティやらのドラッグ、セックスを匂わせる単語が出てくる。
情景描写も生々しく緻密で過激なところも多々あって、途中で気持ち悪くなって思わず本を閉じてしまうほど。
それくらい彼の文章には感情を揺さぶる力があるし、社会で生活を送るうえで普段は蓋をしている人間の欲望・願望を描くのが上手すぎる。
傷口に塩を塗り込んでサビたナイフでグリグリ抉るかのような痛み、エグさがある。
読んでるうちにどんどん作品の世界に引きずり込まれる、ただの活字なのに感情が揺さぶられる、自分の生き方について深く考えさせられる、刺激が強すぎる、ドラッグのような、劇薬のような文章。ドラッグやったことはないけど。
限りなく透明に近いブルー、コインロッカーベイビーズ、69、愛と幻想のファシズム、五分後の世界あたりがオススメ。
私が一番好きなのは愛と幻想のファシズム。
村上龍の文章に魅了されると、他の小説家が一時的に物足りなくなる。
それくらい刺激的で、重厚で、読んでいて頭と心がどっと疲れる。
マジで他の作家の数倍は疲れる、エネルギーを消耗する。
けど、その分読み終えたときの爽快感、余韻は半端ないし。
登場人物のセリフ、生き方は心に刺さって抜けないトゲのように残る。
村上龍、マジでオススメです。
あなたも休日にじっくりと、ドップリと彼の描く世界に浸かってみてください。
