バスケでプロフェッサーと聞いて誰を思い浮かべるでしょうか?

 

有名なのはストリートボール、AND1で名を馳せたグレイソン・バウチャーが頭に浮かぶ人も多いかもしれません。

 

しかし、NBAでプロフェッサーのニックネームを持っていた男がいます。

 

アンドレミラー。

 

 

彼は突出したアスレチック能力や派手なプレーをすることはほとんどありませんでしたが、高いゲームメイク能力とアシスト能力、コートビジョン、巧みなポストプレー、緩急・間が抜群のドライブ、上手すぎる身体の入れ方・当て方、いざとなれば点を取れる決定力、IQの高いオフボールプレー…

 

堅実でチームメイトの良さを最大限引き出すゲームメイクをしながら一試合で52点取ったこともあるし、プレーオフではギアを上げてレギュラーシーズンよりも点を取りに行ったり、自らのシュートで試合を決めることもある。

特に2013年のプレーオフでウォリアーズ相手に28点取った試合は印象的。

 

 

私の中でも好きなポイントガードの上位に入ってくる選手。

ユタ大学を率いて大学史上初の決勝に導き、NBAではアシスト王を取ったこともある。

派手なプレーは少なくオールスターにも選ばれたことはないけど、オールスターに選ばれてない選手でNBA通算16000点、8000アシスト、1500スティールを超えるスタッツを残した唯一の選手。

 

ただ、私は彼の巧みで賢いプレーに魅了された。

最初はアイバーソンとか身体能力が高くて派手なプレーをする選手が好きだったけど、大人になって賢さや緩急、タイミング、視野の広さで勝負するミラーのような選手も大好きになった。

 

身体能力に頼り切っていないからケガも少ない。

17年のキャリアでケガで欠場したのはわずか3試合。

 

 

 

イグダラはミラーを最も賢い選手だと評価し、彼から多くを教わったと語っています。

 

シクサーズ時代、イグダラはミラーからコートで何が見える?と聞かれたが

リーグに入って3~4年でその質問に答えることができなかった。

それから試合の映像を見て勉強し、彼からの質問に答えられるようにした。

 

ウィリーグリーンとフロッピー(フォーメーションの一種)を使って毎晩、安定的に点を取っていた。

ある日、ゴール下でボールが来てレイアップを決めた。それからゴール下のフィニッシュを練習して試合でも同じようにシュートを決めるようになった。それくらいミラーはゴール下のシュートを作り出すパスが上手かった。

(このゴール下へのパスはスリップパスでおそらくシューターのウィリーグリーンにダウンスクリーンをかけるイグダラがスリップしてリングにダイブし、そこにミラーがパスを出すプレーのことを言っていると思われる。)

 

イグダラもウォリアーズでスリップパスを出すようになった。

カリーやトンプソンがフリーになろうとダウンスクリーンを使ってウイングに出てきたとき、ディフェンスは彼らのスリーを警戒して外に広がる。

そこでスクリーナーのボーガットやドレイモンドグリーンがリングに向かってスリップするとフリーになるから、ゴール下へパスを出す。

そのスリップパスの技術をイグダラはミラーから学んでいた。

 

(あくまで私の解釈なので、間違っているところもあるかもしれませんが

イグダラが動画内で言っていることとだいたいは一致しているはず。)

 

純粋なポイントガードでチームメイトの良さを引き出し、自分で決めるときは決めて、巧さと賢さで勝負するミラーは私の大好きな選手です。

 

ちなみにミラーのもう1つのニックネームは「ペンギン」です。