今、バスケの上達を謳っている本やDVD、サイトは星の数ほどあります。

 

「こうすればうまくなれる」

「シュートのポイントはこれ。」

「これを意識すればパスがうまくなる」

 

例をあげればきりがありませんが理論が好きな人、

短期間でうまくなる上達法を探している人、頭でっかちな人ほど

こういった本やサイトに上達の秘密があると思って理論を重視します。

 

実際、僕もそうでした。

 

「短期間でうまくなる」

「プロだけ、上級者だけが知っている秘密のスキルがある」

 

そんなものがあってそれを知れば劇的に上達できると思い

本やサイトを読み漁っていたことがありました。

 

しかし、何万時間バスケサイトやバスケ本を読んだところで

バスケは上手くなりません。

 

なぜなら

 

バスケは体で覚えるもの

 

だからです。

 

バスケを効率的に上達させる練習法、逆に時間をかけても

そこまでうまくなれない練習法は確かにあります。

 

ただ自分が納得できる効率的に上達する練習法・上達法を知ったら。

 

それに打ち込み実際にプレーしてバスケの動きを

体に染みつかせるしか上達する方法はありません。

 

 

「もっといい上達法・練習法があるんじゃないか」と考えていつまでも

理論を探し続けていてもバスケはうまくならないんです。

 

 

バスケは実際にプレーを繰り返して

点の取り方、相手の抜き方、ポジショニング、パスの通し方

などを身体で覚えることでしか上達しません。

 

 

本やサイトにかかれていたことを意識しながらプレーしても

刻々とかわるフロアの状況に頭がついていくわけがないんです。

 

 

僕もたくさんの本やサイト、DVDにかなりの時間とお金を費やしましたが、

それらのおかげで上達したといえるものはひとつもありません。

 

 

逆に意識することが増えてプレーがうまくいかなくなります。

 

「味方がドライブしたときにはここに動かないと」とか

「肩を入れることを意識してドライブしよう」とか。

 

理論を学べば学ぶほど意識することが増えて頭で考える癖がつき

プレースピードについていけなくなります。

 

また、覚えたことを丸暗記してそれが上手くいったとしても。

 

それは「たまたま」にしかすぎず、相手の逆を突いているわけでも、

最適なプレーを判断したわけでもありませんから応用が効かない。

 

再現性もない。

 

 

バスケは勉強すればするほど、下手になります。

上手い選手がそれほどテクニックやコツに詳しくなくて。下手な選手ほどバスケに詳しい。

 

 

僕が会ってきた上手い選手はバスケのサイトや本なんかほとんど見ていません。

上手いからバスケの情報を見る、バスケの勉強をする必要がないんじゃなくて。

バスケを勉強しないから上手いんです。

 

 

下手な選手はバスケを勉強します。

テクニックを知れば、コツを知ればと必死に知識をかき集めますが。

やればやるほど、コートでは何もできなくなります。

 

 

バスケは「考えずに」プレーすることが高いパフォーマンスを発揮する秘訣なのに。

バスケを勉強すればするほど、「こうしなきゃ、ああしなきゃ」と考えてしまう。

だから、上手くなれない。

 

 

ただ夢中で何も考えずプレーする。

直感、無意識に身を任せる。

理屈ではなく感覚で覚える。

 

 

それこそが最速でバスケが上手くなる方法です。

 

 

バスケサイトやバスケ本を読んで、勉強すればするほど。

 

バスケの上達からは遠ざかっていきます。