バスケではよく利き腕じゃないほうの手も利き腕と

同じように使えなければいけないと言われます。

 

よく左からのレイアップを右で打つと「左で打て」とか言われますよね。

 

しかしこれは間違いです。

 

 

利き手じゃないほうの手は最低限使えればいいんです。

 

それよりも利き手でのプレーを徹底的に磨き上げてください。

 

 

レイアップで利き手しか使わない選手たち

 

 

 

 

 

 

彼らは利き手じゃない左手をほとんど使いません。

 

往年のレジェンドガード、ストックトンとかもゴール下では

右手しか使わない選手でした。

 

ストックトンのハイライトを見た限り

左のレイアップでフィニッシュした場面は見たことないです。

 

 

ハーデンは必ず左から攻める。

彼が右手でレイアップをやったのは、この3年間で1度しか見ていない気がするよ。

たとえ右に攻めても、左手に戻している。

 

パーカーは必ず右手でレイアップをフィニッシュするんだ。

ゴール下で左手は一切使わない。

 

 

by  C.J.McCollum  引用元 http://tunadrama.com/blog/nba-elite-guard-101-by-mccollum/

 

 

彼らは得意である利き手でのプレーを磨き上げたんです。

 

サッカーでもマラドーナやメッシも利き足である左足を使い、

めったに右ではドリブルしません。

 

 

「マラドーナが右足を使えたらもっとすごい選手になっていた」

という人もいますがそれは違います。

 

 

得意である利き足でのプレーを磨き続けたから偉大な選手になれたんです。

 

 

もしマラドーナが苦手だからと言って右足のプレーまで練習していたら。

 

あの驚異的な左足でのドリブル技術、ボールタッチの技術は身につかず

あそこまでの選手になれなかったでしょう。

 

 

 

多くの一流選手は自分の得意な利き手、利き足でのプレーを極限まで磨いています。

自分の短所を治すのではなく長所を伸ばしまくっています。

 

 

だから止められない。まさにアンストッパブル。

 

 

どうしても利き手じゃないほうの手は利き手より使いにくいです。

 

どれだけ利き手じゃないほうのプレーを磨いても

利き手でのレベルまで上げることは難しい。

 

これはもうしょうがない。

 

 

だから利き手じゃないほうも利き手と同じように使えないとって

無理に利き手じゃないほうのドリブルとかパスとかシュートを

練習する必要はありません。

 

 

それなら利き手じゃないほうのプレーは割り切ってしまって

利き手でのプレーを伸ばしたほうがパフォーマンスの最大値は上がります。

 

 

プレーのレベルを上げるって考えたとき使いやすい利き手のプレーのほうが

使いにくい利き手じゃないほうの手のプレーよりも圧倒的に上げやすいんで。

 

 

 

とここまで書いてきましたけど勘違いしてほしくないことがあります。

 

それは

 

 

絶対に意識的に利き手を使っちゃダメ

 

ってことです。

 

「は?今まで散々利き手利き手って書いてきてどういうことだよ!

意味わかんねーよ!」

 

 

って思いますよね。

 

確かに多くの一流選手は利き手でのプレーを多用します。

 

でもそれはバスケを何も考えずに無意識でプレーし続けた結果、

自然と身についたものです。

 

 

決して

 

「利き手のプレーを磨こう。

 利き手じゃないほうはあまり使わないでプレーしよう。」

と頭で考えて意識して身に着けたものではありません。

 

 

僕も自分の経験から言えるんですけど。

 

 

何も考えずにバスケしたら自然と利き腕を使うプレーのほうが多くなります。

もちろん利き腕じゃないほうも使ってますけど。

 

割合としては利き腕を使ったプレーのほうが圧倒的に多い。

 

ドリブルにしてもパスにしてもシュートにしても。

 

 

これはもう身体が

 

「そっちのほうが動きやすいから」

 

ってかんじで勝手になるんですよ。

 

ホント勝手に。

 

ここで「利き腕を使ってプレーしよう」って意識的に考えると

 

プレーの質が下がりまくります。

 

 

バスケするとき自分の身体を意識することは絶対にやっちゃダメです。

 

ダッシュするときいちいち膝の角度とか太ももの上がり具合とか

考えながら走ったら全くスピードが出ないのと同じで。

 

 

どうしても動きが不自然になってプレーの質は大幅に下がります。

 

利き手でプレーしないとって意識があると

 

利き手じゃないほうをドライブするべきなのに利き手側にドライブしてしまったり。

それでドライブする方向に迷いが生まれたり。

 

 

レイアップにしても利き手じゃないほうで打つのが

自然なのに無理に利き手で打って外したり。

 

 

だからバスケするときは目の前のプレーに集中してください。

 

身体が勝手に動きやすいように動いてくれるようになります。

 

そしたら使いにくい利き腕じゃない手よりも使いやすい

利き手のほうが自然と多く使われてプレーのレベルも上がっていくんで。

 

 

 

まとめると

 

  • 利き手じゃないほうのプレーは無理に利き手と同じように扱えるように練習する必要はない。
  • 利き手のプレーを磨いたほうがパフォーマンスの最大値は上がる。
  • だからと言って意識的に利き手を使うのは絶対にやっちゃダメ。
  • 何も考えずにプレーしていれば勝手に利き手のプレーは磨かれる。

 

てことですね。

 

あなたも今日から利き手じゃないほうのプレーを無理やり利き手と

同じようにできるように練習することはしなくていいです。

 

 

バスケが上手くなるのに大事なのはそこじゃないですからね。