1:37からのドライブに注目してください。

 

一瞬止まると見せかけてスピードを緩めて一気に加速して抜く。

 

ヘジテーションと言われるドリブルスキルでシンプルなドリブルですが

相手のタイミングを外して抜くのに非常に有効なドリブルです。

 

 

このムーブはアイザイアトーマスだけでなくスラッシャーと呼ばれる多くのNBA選手が使っています。

(スラッシャー=ドライブで相手を切り裂きまくる選手)

 

 

この緩急の使い方、リズムの変化のつけ方がNBA選手は常人離れしていて。

 

相手が反応できない、このタイミングで来るか?っていう度肝を抜くようなリズムの変化。

 

 

それだけでディフェンスを置き去りにしまくります。

 

複雑なドリブルテクニックを使わなくてもちょっとした

緩急の差で相手の裏を突ければ抜ける。

 

 

よく相手を抜けるようになる技、テクニックが欲しい。

知りたいって人がいるんですけど。

 

そういう人は盛大な勘違いをしています。

 

 

ドライブで抜くときに必要なのはテクニックじゃないんです。

駆け引きなんです。

 

 

いくら複雑なドリブルができるようになっても相手が引っかからなければ何の意味もありません。

 

 

逆に相手が来ないと思ってるタイミングでその逆を突いてドライブを仕掛けることができれば。

シンプルな緩急の差だけで抜けるんです。

 

 

ドリブルテクニックにおぼれてしまってる人はそれが分かってない。

テクニックじゃなくて相手の逆を突く「駆け引き」の力を上げることが大事なんです。

 

 

なので上の動画でも注目してほしいのは相手との駆け引きの部分です。

ヘジテーションっていうドリブルテクニックじゃなくて。

 

 

こういうシンプルなリズムの変化、スピードの変化の中でどうやって相手を出し抜いているか。

 

 

ヘジテーションの動きそのものじゃなくて

 

  • どんなときに仕掛けているか。
  • 相手との間合いはどれくらいか。
  • スピードの差はどれくらいつけているか。
  • ディフェンスはどんな反応をしているか。

 

そういうところをしっかり見て、どうやって相手の裏をかいているかってところに注目してください。

 

 

何回も言いますけど大事なのはテクニックじゃなくて駆け引きです。

 

 

テクニックじゃなくて相手との駆け引きで勝負する。

 

 

 

NBA選手って相手の反応に合わせて感覚で瞬間的にドリブルをついています。

だから相手の逆を突ける。

 

 

ディフェンスの反応をガン無視して用意したテクニックを使ってもドライブはうまくいきません。

 

相手が

 

このタイミングで仕掛けてくるな。

このシチュエーションなら右に来るな。

 

 

そういうときにヘジテーションとかクロスオーバーとか使っても抜けるわけないですよね?

完璧に読まれてるんだから。

 

 

相手の反応を見てないと逆を突けません。

前もって考えたテクニックを相手と駆け引きせずに使っても簡単に読まれて止められます。

 

 

そうじゃなくて

 

相手が来ないと思っているタイミングでドライブする。

相手が反応しにくいリズムの変化で逆を突く。

相手が右に抜いてくるなと感じてるときに左を抜いていく。

 

 

まず相手の反応ありきで。

そこからその逆を突く緩急の差とかリズムの変化を使うから抜けるわけです。

 

 

 

だから大事なのはこういう動画を何回も見て「駆け引き」のイメージを掴むこと。

 

そして何回もディフェンスを相手にしてドライブの勝負を仕掛けて実際に駆け引きができるようになること。

 

ここはもうホントに感覚です。

 

相手を抜くって理屈じゃないんで。

 

だって相手とこれくらい間合いがあるからとかこのタイミングで仕掛けようとか

いちいち理屈で考えてたら間に合うわけないがないですから。

 

 

NBA選手がどうやってリズムの変化、スピードの変化で勝負しているかを知る。

 

そして何回もディフェンスを相手にドライブを仕掛けて

相手の逆を突く、相手を出し抜く感覚を磨いていく。

 

 

これ以外にあなたのドライブ力を向上させる方法はありません。

 

 

今日はヘジテーションドリブルを例に挙げましたけど他のドリブルスキル。

クロスオーバーとかレッグスルーとかロールとか。

 

 

それをNBA選手が使ってるからってそのテクニックを真似しても意味ないです。

 

 

テクニックじゃなくて彼らが相手とどうやって駆け引きしているのかを見ることが大事です。

 

ドライブで一番大事なのは前もって用意したテクニックを使うことじゃない。

 

いかに相手の反応を見極めて逆を突くかですよ。