身体にあまり力を入れず、
自分のシュートするポジションをしっかり決めて、
あとは感覚です。
シュートを打つときに大事なのは感覚。
感覚っていうのは、考えない・無意識で動くっていうこと。
いちいちボールを構える位置はここ、リリースするタイミングはここ、
構える足の位置はこう、みたいに意識しないこと。
人それぞれで、骨格や筋肉のつきかたは違うので、全ての人に当てはまる
シュートフォームや身体の使い方というものは存在しません。
NBAのシューターを見ても、フォームはバラッバラです。
レジーミラー、レイアレン、ケビンデュラント、ステファンカリー…
誰一人として全く同じフォームで打ってない。
僕も高校のときにすごいシュートが上手い先輩がいたんですけど、
どうやったらそんなに入るんですか?って聞いても、
「別に何も意識してないなあ…ただ打ってるだけ」って言われましたし。
日本では、フォームを変えればシュートは入る。
確率が上がるシュートフォームはこれみたいに色んなところで解説されてますけど。
シュートが入るようになるためのポイントはそこじゃないです。
意識的に身体を操作しても、余計身体は動かなくなるだけで、シュートが決まるようにはなりません。
僕もさんざん、シュートフォームを研究して改造してきましたけど、
入るようにはなりませんでした。
辻選手が言うように、大事なのは感覚です。
身体の動きに身を任せて、シュートを何本も打つ。
そうやって、シュートを打つときの感覚を体にしみこませる。
腕の使い方や脚の使い方などを意識して、言葉をしみこませてはいけません。
シュートが入らない原因はフォームにはありません。
感覚が磨かれているかどうかです。