NBA選手やブラジルのサッカー選手。
アイバーソン、レブロン、ネイマール、ロマーリオ…
一流と呼ばれる選手、世界レベルの選手は誰よりも上達スピードが速かったと言えます。
周りの人間を置き去りにするスピードで上手くなってきたから、誰よりも高いパフォーマンスを発揮できる。
では、なぜ彼らは大人になるまでに常人離れしたスキルを身に着けることができたのか?
周りの人間が追いつけない、止められない卓越した技術を身に着けることができたのか?
これを知ることで、あなたは一流選手と同じスピードで上手くなることができます。
一流選手の原点は、試合の繰り返し。
結論から言うと、上達スピードは「どれだけ試合を繰り返してきたか」で決まります。
アメリカのバスケの原点はストリートでのバスケ。
アイバーソンやレブロンもストリートで腕を磨いてきました。
サッカー王国、ブラジルの原点はストリートサッカー。
並外れたテクニックを持つブラジルの選手はストリートで育ってきた。
僕の原点はフットサルに始まり、裸足でプレーするストリートサッカーだ。
このことが今のプレースタイルにつながっているのは間違いないよ
ネイマール
彼らの原点はストリートでのバスケであり、サッカーなんです。
子供の頃から、ストリートで試合に明け暮れる。
常に相手がいる状態でプレーするから、相手のプレッシャーに勝つ駆け引きが磨かれる。
瞬時に最適なプレーを選択する判断力。誰にも縛られることなく自由にプレーするから創造性が身につく。
どうすれば勝てるのか?、何をすれば勝てるのか?を自分で見つける。
だから、個の力、個人技、決定力が徹底的に磨かれます。
日本のスポーツで子供たちがやってるのは相手のいない練習、判断がいらない練習、
コーチに言われたことを忠実にこなす練習。これじゃセンスは磨かれない。
言われたことしかできない。練習は上手いけど、試合は下手。
日本の選手は決定力がない、個の力が足りないと言われることが多いですよね。
それは大人になるまでの試合経験、自由にプレーしてきた経験が少なすぎるからなんです。
バスケセンスは相手がいない練習、判断が必要とされない練習、型にはめ込まれる練習では
絶対に身につきません。限りなく実戦に近く、自由にプレーできる環境でこそ磨かれます。
下手な選手と上手い選手の差
これは一流選手と比べなくても、あなたの身の回りの上手い選手と下手な選手を見ても分かります。
上手い選手というのは試合の経験数が多く、下手な選手は少ない。
部活で同じ練習メニューをやっているのにも関わらず、上手い選手との差が埋まらないのは
上手い選手は試合に出てバスケが上手くなる練習を積み重ねることができるから。
下手な選手は試合に出れないから、上手くなる練習を積めない。
できるのは個人練習やパターン練習などの上達に繋がらない練習だけ。
上手い選手は試合に出れるし、出場時間も長いからますます上手くなる。
下手な選手は試合に出れない、出れたとしても出場時間は短いから上手くなれない。
これが下手な選手が上手い選手に追いつけない決定的な理由です。
僕が上手くなったスピードが比べ物にならないくらい上がったのは補欠だった部活を辞めて
レギュラーとして出れるクラブチームに環境を変えてからです。
また、僕の周りにも学生のときは下手だったのに、社会人になってから見違えるように
上手くなった選手が何人もいます。
これらに共通することは試合をひたすら繰り返すことができるようになったから。
社会人のバスケでは練習は試合がメインになりますし、自由にチームを選べるので
試合に出れないということはありませんから。
試合をひたすら繰り返す。誰にも縛られず、自由にプレーする。
これが一流選手の原点であり、上手い選手が実践できて下手な選手が実戦できないことです。
上手いから試合に出れる、ではなく下手でも試合に出るから上手くなる、です。
もし、あなたが上手くなるスピードを飛躍的に上げたいのなら試合を繰り返してください。
自由にプレーできる環境に身を置いてください。
そうすれば、上達スピードは2倍、3倍になっていきます。