バスケって遊びです。
この動画に出てる選手、めっちゃ笑ってるでしょ。
歯を食いしばって、ピリピリ、ギスギスしながらやるもんじゃない。
誤解を恐れずに言うと、笑いながら、「どうやって相手を騙してやろうかなー」みたいに楽しむもの。
その肩の力が抜けた感じが余裕に繋がり、その余裕が遊び心に繋がり、
プレーのクリエイティブさを生む。
部活を引退した後、上手くなったって感じたことのある人は多いはず。
それはミスしてはいけない、監督や周りから求められることをしないといけない、勝たないといけない、
みたいなプレッシャーから解放されるから。
良い具合に肩の力が抜けるから。
がむしゃらに、全力で、必死に。
日本のバスケを見ていて感じるのはそんな印象。
確かに頑張ってる感、一生懸命感はある。
けど、なんて言うか、楽しくプレーしてる感じがしない。
遊び心がない、クリエイティブさがない。
強く言うと、馬鹿正直・クソ真面目なんです。
絶対にミスしてはいけない、安全に、無難に、真面目に…みたいな感じ。
もっと自由に、柔軟に、遊び心を持って、楽しく。
上手くなれない原因って、型にはまりすぎ、ミスにビビりすぎ、真面目過ぎってのも多分にある。
安全で堅実なプレーって確かにセオリー、定石ではあります。
けど、裏を返せば、読まれやすいってこと。
バスケで大事なのって、相手に読ませない駆け引きです。
このタイミングで来るか?そこでパス出すか?
え、パスじゃなくて自分で来るの?え、シュートじゃなくてパスなの?
うわ、ブロックしようと思ったらダブルクラッチでかわしてくるんか!
みたいな相手の読みの逆を突くこと、相手が反応できないプレーで出し抜くこと。
これがバスケの本質であり、楽しさでもあるわけ。
で、この駆け引きって全力で必死に、真面目に、っていうフィーリングじゃできないんです。
手を抜いたように、余裕をもってプレーするからこそ駆け引きが生まれる。
バスケは遊びです。NBA選手も試合中よく笑ってるじゃないですか。
あれくらい余裕があるから、プレーにも遊び心が生まれる、クリエイティブさが生まれる。
だから、もっと遊んでほしい。どうやって相手を騙してやろうかなーって。
そこに上手くなるカギがあります。
バスケって続けてると、どうしてもミスしちゃいけないとか。
チームメイトに怒られたくないとか。上手くプレーしたいとか。
そういう欲や恐怖に捉われるようになります。
そんで必死に、がむしゃらに、全力でプレーしちゃう。
けど、本当にいいプレーができるときって
楽しんでるとき、余裕があるとき、肩の力が抜けてるときなんですよ。
バスケを楽しむこと、遊び心を持ってプレーすること。
あなたは忘れていませんか?