日本でのバスケの練習って
- 決められた動きを繰り返す練習。
- ディフェンスがいない状況での練習。
- 次に何をするべきか分かり切っている練習。
がめちゃくちゃ多いです。
例えば
- スリーメン
- シュートドリル
- 動きのパターンを決めてのオフェンス練習、ディフェンス練習
しかしこういった練習をいくらやってもバスケは上手くなりません。
理由はバスケで一番必要とされる判断力・駆け引きが全く磨かれないからです。
試合こそが最高の練習です。
一番上達にダイレクトにつながります。
ぶっちゃけ、試合以外の練習は全て無駄です。
そんなバカな?
とあなたは思われたかもしれません。
でも、本当の意味で上手くなるためには。
最速で上手くなるためには。
試合をひたすら繰り返す。
これが最強です。
バスケでいちばん大事なのは駆け引きと判断力
相手との駆け引きができない。
これはバスケにおいて致命的です。
相手との駆け引きができないと相手に自分のプレーを読まれまくるからです。
ドリブルで抜く方向が読まれたら止められます。
パスする方向が読まれたらカットされます。
シュートのタイミングが読まれたらブロックされます。
駆け引きをすることによって自分が次に何をするかを
相手に読まれないようにしなければなりません。
相手の逆を突かなければなりません。
ドリブルの時にスピードを変える。
パスが読まれないようにノールックパス、パスフェイクを使う。
ダブルクラッチやフローターで相手にシュートのタイミングを読ませない。
駆け引きが上手な選手ほど相手は次に何をしてくるのか分かりません。
分からないから反応が遅れます。止められません。ボールを奪えません。
バスケは駆け引きの連続です。
常に相手と駆け引きをして、それに勝てる選手がバスケが上手いんです。
そして判断力。
バスケでは刻々と変わるフロアの状況の中、最適なプレーを判断しなければなりません。
シュートかパスかドライブか。
止まってジャンプシュートを打つのか、中に切れ込んでレイアップでフィニッシュするのか。
パスはどこへ出せばいいか。どのパスコースならカットされないか。
ドライブで抜いた後シュートをするのがいいか、それともパスをさばくのか。
瞬時に最適なプレーを判断する能力はバスケで一番大事な能力です。
判断力が低いと無駄な動き、ミスを生むからです。
味方がフリーなのにドリブルをついてしまう。
パスコースを間違えてディフェンスにカットされる。
狭いところへ動いてスペースをつぶしてしまう。
最適なプレーを判断することができないと
ミスの原因を増やすだけになってしまいます。
試合では無数の選択肢があり、次のプレーを
その時の状況にあわせて一瞬で判断しなければならないのです。
この駆け引きと判断力がバスケで一番大事な能力です。
この2つの能力が低いと自分のやりたいプレーをやらせてもらえず、
ミスが大量生産されるからです。
逆にこの2つの能力が高ければ、常に相手との勝負で優位に立てます。
効率のいいプレー、ミスが少ないプレーができます。
相手の逆をつけるから、相手にじ次の動きを読ませないから。
シュートを決めることができる、抜くことができる、カットされないパスを出せる。
判断力が優れているから、確率の高いシュートを打てる。
ドライブしても潰されず、シュートやパスにつなげられる。
フリーの味方に確実にパスを通すことができる。
どれだけテクニックがあっても、相手に読まれたら止められる。
判断力が無かったら自滅する。
バスケが上手い=テクニック、スキルが優れているではありません。
駆け引きする力、判断力があるか?なんです。
ここが上手い選手と下手な選手を分ける壁です。
駆け引き、判断力が身につかない練習はすべて無駄。
最初に書いた
- スリーメン
- シュートドリル
- 動きのパターンを決めてのオフェンス練習、ディフェンス練習
こういった
決められた動きを繰り返す練習。
ディフェンスがいない状況での練習。
次に何をするべきか分かり切っている練習。
をいくら繰り返しても駆け引き、判断力は身につかないし磨かれません。
スリーメンやシュートドリルをひたすらやっても、
ディフェンスをかわしてシュートに持っていくまでの駆け引き、判断力は身につきません。
動きを決めてパターン化したオフェンスやディフェンスの練習をしても、
相手の動きに対して駆け引きをして次のプレーを判断する力は身につきません。
実際の試合では必ず相手がいます。
それなのに相手がいない状態でプレーすることに意味があるでしょうか?
実際の試合では相手は練習したパターン通りに動いてくれません。
それなのにあらかじめ動きを決めて練習することに意味があるでしょうか?
バスケは相手の動きに合わせて瞬間的に駆け引きをして
判断してプレーするしかないんです。
相手がいる状態で練習するからこそ、駆け引きの力が磨かれ、
プレッシャーに勝つ力が身につきます。
複雑かつランダムにコートの状況が変化する中でプレーするからこそ、
一瞬で最適なプレーを判断する力が身につくんです。
試合試合試合試合試合試合試合試合試合……
駆け引き、判断力が身につかない練習を何万回繰り返しても
バスケが上手くなることはありません。
駆け引きと判断力。
この2つの力を上げないとバスケは絶対に上手くなりません。
じゃあ何をすればいいのか?
試合です。
試合が一番、駆け引き、判断力が身につくからです。
試合試合試合試合試合試合試合試合試合。
ぶっちゃけバスケの練習って試合しかしなくていいです。
試合以外の練習は駆け引き、判断の要素がないからです。
あったとしても試合よりものすごく少ないです。
試合ってプレーしてる間中、
ずーーーーーーーーっと
駆け引きと判断をしないといけません。
時計が止まらない限りずっとです。
オフェンスのときには
- どこにいるのがベストか?
- フリーになるためにはどう動けばいいか?
- 1対1で自分が攻めるのか、それともパスを出すのか?
- シュートかパスかドライブか?
- ジャンプシュートを打つのか?ドライブしてレイアップで決めるのか?
- どのパスコースならカットされないか?
- ドライブに行ってもつぶされないか?
- ドライブしたあと自分で決めるのかパスを出すのか?
- オフェンスリバウンドに行くのか、セーフティ相手の速攻を防ぐのか?
ディフェンスのときは
- フリーにするのを防ぐにはどう動けばいいか?
- 相手が抜いてくるのか、シュートを打ってくるのか?
- 味方のヘルプに行くのか行かないのか?
- スクリーンをどうかわすのか?
- 相手はどこにパスを出してくるのか?パスカットできないか?
- マークマンがボールを持ってないときはどこにいるべきなのか?
試合では時計が止まらない限り全てのプレーは連続していて
常に駆け引きと判断をしなければいけません。
すべてのプレーで相手と駆け引きして、
自分のやりたいプレーをして、相手にはやりたいプレーをさせないことが必要とされます。
すべてのプレーでベストなプレーを判断しなければなりません。
駆け引きや判断がない練習を繰り返してもバスケは絶対に上手くならないんです。
とにかく試合を繰り返すこと。
これだけがバスケの本質である駆け引きと判断能力を最大限に伸ばしてくれます。
バスケが上手いか下手かっていうのは
どれだけ試合経験を積んで、駆け引きと判断を繰り返してきたか?
ここで決まります。
上手い選手がやってて、下手な選手がやってきてないことは試合だからです。
上手い選手は学生の頃から試合に出ることができます。
下手な選手はベンチ、補欠で試合に出ることができません。
バスケのスキルの差は試合の経験値の差から来ているんです。
実際、僕は大学の部活の時、補欠で試合に出れませんでした。
そのときはバスケが1ミリも上手くなれませんでした。
しかし、部活を辞めてクラブチームに所属し、
試合をひたすら繰り返す環境に身を置くようになってからは。
上手くなるスピードが2倍、3倍になりました。
バスケの本質である駆け引きと判断力がフルに鍛えられるようになったからです。
あなたが最短・最速でバスケが上手くなりたいなら。
試合を繰り返すことに集中してください。
バスケに使える時間・エネルギーを全て試合に注いでください。
そうすれば、人生最高の上達スピードが待っています。