黒人選手やトップアスリートは腸腰筋が強く、骨盤が前傾しているから

高い身体能力が発揮できるということについて書いてきました。

 

 

逆に日本人アスリートは骨盤が後傾しがちです。

これは遺伝的な問題や生活習慣にも原因があるんですけど。

 

骨盤が後傾しているとバスケをするうえで、どんなデメリットがあるか。

それを今回の記事で書いていきたいと思います。

 

骨盤が後傾すると動きが遅く、キレもなくなる

 

骨盤が後傾するとハムストリングスではなく大腿四頭筋で立つことになります。

 

この状態だとハムストリングスが緩んでしまっているため「筋肉は引っ張られるとゴムのように縮もうとする」

という性質が働かずハムストリングスの力を使いにくくなってしまいます。

 

何回か書いてますが、速く走る、高く跳ぶためには股関節を伸ばす動きをいかに強く行えるかにかかっている。

 

ハムストリングスはその股関節伸展を担う筋肉なのでハムストリングスの力が使えないと、

高い身体能力が発揮できなくなってしまいます。

 

そして上記の図にも表れていますが骨盤が後傾すると

大腿四頭筋が引っ張られその力が発揮されやすくなってしまいます。

 

大腿四頭筋はストップするための、いわばブレーキ筋なので骨盤が後傾した状態で運動するということは

ブレーキをかけながら体を前に進めようとしているのと同じことなのです。

 

結果、動きが遅くなる、キレは出ない、フットワークは鈍くなるという

バスケにおいて致命的なデメリットが生まれます。

 

ドリブルが弱くなる、パスが走らない、シュートが飛ばない

 

骨盤が後傾すると胸椎が前弯してしまいます。(胸椎は後弯しているのが正しい形)

こうなってしまうと肩甲骨が胸郭の上に被さらないため僧帽筋で肩周りの筋肉や骨を支えなければなりません。

 

そうすると肩周りの筋肉が緊張しやすくなり、力みやすくなるため、腕を楽に動かすことが難しくなります。

 

シュート、パス、ドリブルはすべて肩から腕を使うので肩周りが力んでしまうと、

シュートが思い通りに飛ばない、パスが走らない、ドリブルが弱いなどの問題が起きてくるわけです。

 

 

ただ日本人は遺伝的に骨盤が後傾しやすいですし、普段の生活から骨盤が後傾している姿勢をとることが

多いので、骨格がその状態で固まってしまい骨盤が後傾します。

 

骨盤が後傾しやすい日本人の中で、高い運動能力を発揮できる選手は

骨盤が前傾した体型に近い人たちです。

 

じゃあ、骨盤が後傾している人は骨盤が前傾した体型に近づくことはできないのか?

っていうとそんなことはありません。

 

トレーニングで骨盤が後傾している人でも骨盤前傾の体型に近づくことはできます。

 

そのためのトレーニングは何なのか?

 

それがこのブログで何回も紹介しているインターロックとダンスです。

 

その詳しいやり方を次回から説明していこうと思います。

 

引用元:徹底追及「骨盤前傾」http://bpllog.exblog.jp/i5/