よく言いますよね。
シュートは疲れている状態で入らないと意味がない。
練習終わりとかにぐったり疲れた状態でシューティングする選手もいるかもしれません。
でも僕はこれは間違いだと思います。
疲れたらすぐに練習をやめるべき
身体が一番いい動きができるのは疲れていないときです。
シュートにしてもドライブにしても練習の始めに軽くアップをした
直後が一番入るしキレも出ます。
練習が終わったあと、足腰に疲労があるのにシュートがいちばん入ったり
ドライブが一番キレるっていう人はいないでしょう。
疲労がある状態で練習はするべきではありません。
それは身体が疲れている状態での動きを覚えてしまうから。
例えばドライブ。
疲労で身体は60%のスピードしか出せないのに100%のスピードを出そうとしても
結局60%の力でしかドライブできません。
その状態でドライブの練習を繰り返していても体に60%のスピードのドライブを
覚えこませることになってしまいます。
これではドライブの絶対スピードが上がりません。
また人間の身体は疲労がある状態で無理にマックスの力で動こうとすると、
けがをしないように動きを抑制します。
そうなると自分の動きがどんどん崩れていきます。
僕も疲れ切った状態でシューティングするときと
元気な時とはフォームや感覚がかなり違います。
ボールに全然力が伝わらなかったり、体が重くてモーションが遅くなったり。
全然シュートが入らなくなります。
疲労でフォームが崩れているのにシューティングをしても
それは悪い動きを体にしみこませる無意味な作業。
シュートも入らないので入れる感覚が身につきません。
疲れている状態でいくらシュートを打っても。
外れるようにはなりますが入るようにはならないんです。
シューティングに限らずすべての練習において
「疲れたな。集中できなくなってきたな。パフォーマンスが落ちてきたな」
と感じたらすぐに練習をやめましょう。
身体が一番いい動きをするのは疲れていないときです。
元気な時の良い動きを体に繰り返し覚えこませることが
パフォーマンスアップのカギです。
疲れている状態でも入るようにシュートを打つのではなく。
元気な状態でシュートを決め続ける練習をしたほうが
圧倒的にシュートは入るようになりますよ。