周りから「遅い」と言われ続け相手を全く抜けない、振り切れない。
そんな絶望的にスピードがない状態から3か月で相手を置き去りにする
スピードを手に入れるトレーニング。
「足が遅い」「スピードがない」「相手を抜けない、振り切れない」「もっと速くなりたい」
そんな悩みはこれから紹介するあるたった1つのトレーニングをするだけでなくなります。
このトレーニングは世界最速の男、ウサイン・ボルトのスピードを作ったトレーニングだからです。
しかもすごくシンプルで、簡単なトレーニングです。
バスケに求められる身体能力のうちめちゃくちゃ大事な要素であるスピード。
スピードがなければ相手を抜いたり、振り切ることはできません。
いくらフェイントなどの技術を磨いたところで「遅い」というだけで相手に反応されて止められてしまいます。
しかしNBA選手のようなスピードに近づければ…
相手とのスピードの差
それだけで相手を簡単に 抜けます。
レッグスルーとかビハインドザバックとかそういう小手先のフェイントに頼らず、抜けます。
「相手より速く動ける」
たったそれだけで。
デリックローズやウェストブルック、ジョンウォールのプレーを見てください。
ほとんどが1回の単純な切り返し、緩急の差だけでディフェンスを置き去りにしています。
自分が相手より速く動ければそれだけで簡単に相手を振り切れるし、抜けるんです。
どれだけドリブルのテクニック磨いても。
スピードがなかったらそれだけで止められますし。
速攻のときに相手を振り切ることもできません。フリーでボールを貰えません。
スピードがないとバスケではお話にならないんです。
あなたはスピードがないまま、相手に止められまくる、
振り切れずにボールがもらえないままでいいんですか?
いいはずありませんよね?
彼らようなスピードに近づき、ディフェンスを置き去りにする。
そのためのトレーニングを教えます。
あまりの簡単さに「今までの悩みは何だったんだ」とあなたは絶望するかもしれません。
坂道ダッシュであなたのスピードは
ジョンウォールやデリックローズのようなスピードに近づく。
あなたのスピードをデリックローズやジョンウォール、ラッセルウェストブルックのような
NBAでも屈指のスラッシャーたちのスピードに近づけるトレーニング。
それが坂道ダッシュです。
やり方は簡単で上り坂をダッシュで上がるだけです。
下りは歩きます。
ダッシュとダッシュの間はしっかり休んで常に100%のスピードで走るようにします。
これを3~5本。頻度はなるべく毎日です。
まずなぜダッシュの間隔をしっかり空けなければならないかですが
1本走った後にすぐ走ってしまうと自分のマックススピードが出ないからです。
70%、80%のスピードしか発揮できない状態でダッシュを繰り返してもスピードは上がりません。
スピード、キレというのは自分の最大、最速のスピードでの動きを繰り返すことによって上がります。
100%のスピードで走るからこそスピードの最大値が101%、102%、105%、110%、120%と
少しづつ上がっていきます。
次に本数、距離についてです。
本数は3~5本、距離は20~30mくらいです。
コートの端から端までが28mなので20mから30mの坂道がちょうどいいです。
そのくらいの距離がバスケでトップスピードが必要とされる最大の距離だからです。
バスケでは50mとか100mのダッシュ力は求められません。
線の速さではなく、点の速さを上げるためにも距離は短めで大丈夫です。
「少な!」
と思うかもしれませんが一度に自分の100%のスピードで
走り切れる本数というのはそう多くありません。
僕の感覚では最大でも5本です。
坂道とはいえダッシュは体にかかる負担が大きい動作です。
平地だと走ってるとき足にかかる負荷は体重の3倍と言われてます。
体重60キロの人だと片足が地面につくたびに180キロの負荷がかかります。
坂道だと着地する足と地面との距離が近くなるので平地よりは
足にかかる負担が少なくなりますが、それでもダッシュというのは足に負担がかかるんです。
ダッシュの本数が増えるたびに足には負荷がかかりマックスのスピードは出にくくなっていきます。
なのでたくさん走ったら速くなるとか単純に考えて10本とか20本とかやっちゃだめですよ。
疲労がたまり100%のスピードが出せない状態で走ってしまうと身体はそのスピードを覚えてしまいます。
そうなると100%のスピードを発揮しにくくなるのでスピードは上がりにくくなってしまいます。
なのでスピードが落ちてきた、足が重くなってきた、キレが出てないと感じたら
即刻やめてください。
僕の経験上、3~5本が自分のトップスピードを維持できる本数かなと思います。
頻度はできるだけ毎日やってください。
身体にマックスのスピードを出すことを忘れさせないためです。
ただ最初走った時に自分の最大のスピードが出せていない。
身体が重くて動きがキレない。疲れている。
そういうときはやらなくて大丈夫です。
しっかり休んでください。
トップスピードが出せない状態でいくら走ってもスピードは上がらないので。
絶対に忘れないでほしいのが
常に100%、マックスのスピードで走ること。
スピードが落ちてきた、マックススピードで走れてないと感じたらすぐにやめること。
できるだけ毎日するのが理想だが身体が重い、疲れているときはしっかり休む。
とにかくこの3つを頭に入れといてください。
あなたはなぜ坂道ダッシュをしなければならないのか。
スピード鍛えるんならわざわざ坂道じゃなくても平地で
ダッシュすればいいじゃんと思う人もいるかしれません。
しかしあなたが自分のスピードを最も効率よく上げたいと思うならば
坂道ダッシュをしないといけません。
その理由を説明します。
さっきも書きましたけど坂道ダッシュは平地でダッシュするよりも体にかかる衝撃が少ないです。
疲労がたまりにくい状態で最大のスピードのダッシュを繰り返し行えるので
瞬発力・スピードを上げるには最高のトレーニングなんです。
そして坂道を駆け上がるとき人間は自然と前傾姿勢で走ります。
これは野生動物の動きに近づくということを意味します。
チーターとかネコとかの四足動物は走るとき体が地面と平行になっています。
人間が坂道をダッシュで上がるときの前傾姿勢はそれに近いですよね。(地面と体が平行になる)
それによってチーターや猫など四足動物の体の使い方、身体能力に近づくことができます。
もともと人間の先祖は四足動物です。
で、四足動物は基本的に人間より身体能力がすごい高いです。
チーターとかネコとかのスピード、体のバネなんかを見たらわかると思いますが。
坂道ダッシュは人間が遠い昔、四足動物だったころの高い身体能力・
よりスピードが出る体の動かし方を思い出させるトレーニングでもあるんです。
まとめると
- 平地でダッシュするよりも足にかかる負担が少ない。
- そのため疲労をためずマックスのスピードのダッシュを繰り返し行えるので安全にスピードを強化できる。
- 人間よりも圧倒的に速い四足動物の身体能力に近づくことができる。
あなたが最速でスピードを引き上げたいと思うなら坂道ダッシュ一択です。
ジャマイカ短距離選手の速さを作った坂道ダッシュ
ここでちょっとバスケからそれて陸上短距離の話をします。
世界最速のスプリンター、ウサイン・ボルトが生まれた国であるジャマイカは
他にもアサファパウエルやヨハンブレークを生み出した国であり陸上大国として知られています。
で、この国の選手は子供のころから坂道ダッシュを延々と繰り返します。
その中で瞬発力、スピードを鍛え上げます。
そして坂道では四足動物と同じように体幹が地面と平行になっている状態で走ります。
体の動かし方が人間より身体能力が高い四足動物に近づきます。
このトレーニングが世界最高峰のスピードを作っているのです。
9:50からスローモーションでボルトの走りが見れます。
見てみるとボルトの上半身、体幹は後に出てくる他の選手よりもうねるというか揺れています。
他の選手は上半身を箱のように固めて走っていますがボルトは上半身を揺らすように走っています。
上半身がうねるように揺れることで体幹からエネルギーが生まれ、
トップスプリンターの中でもワンランク上のスピードを発揮できるのです。
チーターなんかも走るときは体幹がすごく柔らかく動きます。
四足走りを試しにやってみれば分かるんですが、背骨というか
身体の軸が左右にズレるはずです。
分かりにくければ、赤ちゃんのハイハイをやってみてください。
右手を前に出すとき、左足が前に出る。
このとき背骨がたわんでいるのが分かるはずです。
魚が泳ぐときの推進力を生み出すときも左右に身体をくねらせます。
そのような身体の軸のバネを使えるようにする。
体幹がしなる、うねって柔らかく動けば、推進力が上がるんです。
箱のように固めたままでは自分の最大限のスピードを発揮することができません。
チーターやボルトのように体幹が柔らかく動くことが自分のマックスのスピードを出すうえで大事です。
坂道ダッシュは人間と比べると圧倒的なスピードで走る
四足動物の走りの動きを引き出すことができるトレーニングです。
坂道ダッシュを繰り返しているとウサイン・ボルトのような
体幹がうねる走りが自然と身につきます。
世界最速の選手と同じ走りに近づくことができれば
あなたのスピードが上がらないわけがないんです。
坂道ダッシュを繰り返すことであなたのバスケのプレーは劇的に変化する
坂道ダッシュを繰り返すことであなたはラッセルウェストブルックやジョンウォールなど
NBAの中でも屈指のスラッシャーのスピードに近づくことができます。
彼らのようなスピードを身につけることができれば…
- 今まで抜けなかったディフェンスをズバズバ抜けるようになる。
- フェイントなどの小手先の技術に頼る必要がなくなる。
- いつでも抜けるという心の余裕からディフェンスがプレッシャーをかけてきても落ち着いてプレーできる。
- 得点力が上がる。
- あなたに相手のディフェンスがひきつけられるのでチームメイトの得点機会が増える。
- 周りから「速い」と言われるようになる。
- ディフェンスがドライブを警戒するのでジャンプシュートが打ちやすくなる。
- 速攻の時相手を振り切ってレイアップを決めれるようになる。
- 1対1が強くなる。
- あなたのドライブがオフェンスの起点になる。
などなど例を出せていけばキリがありませんがスピードが上がることによって
あなたのプレーはこれだけ変わります。
相手が止めることができないスピードを身につければ試合で活躍するのは簡単です。
坂道ダッシュはすぐに効果が出る魔法のトレーニングではない
ただ1つ注意してほしいんですがこれはやったからと言って
すぐにスピードが上がるわけではありません。
継続的にトレーニングしてこそ効果があります。
個人差はありますが最低3か月くらいは続けないと自分で実感するほどスピードは上がらないでしょう。
何事も継続して反復しないと向上はあり得ません。
「バスケがうまくなりたい」と思ってこのブログを見てくれている
向上心の高いあなたなら短期間ですぐやめることはないので大丈夫だと思いますが。
スピードを最も効率よく上げたいならこの坂道ダッシュを愚直にやり続けてください。
ボルトのスピード、走りを作ったこのトレーニングに継続して取り組めば
少しづつですが確実にスピードが上がってきて相手をズバズバ抜けるようになります。
まとめ
- スピードの強化には坂道ダッシュが最高のトレーニング。
- 負荷が少なく、それでいてMAXの力を繰り返し発揮することができるのが利点。
- 常に自分のマックスのスピードで走ることが重要。
- スピードが落ちてきた、マックスのスピードが出てないと感じたらすぐにやめる。
- ウサイン・ボルト、もっと言えばチーターなどの四足動物の身体能力に近づくことができる。
- スピードはそんなすぐには上がらない。継続してこそ意味がある。
- 止められないスピードを身につければバスケで活躍するのは簡単。
坂道ダッシュを続けていれば時間はかかるかもしませんがあなたの
「足が遅い」「スピードがない」「相手を抜けない、振り切れない」「もっと速くなりたい」
そんな悩みは必ず解決します。
ぜひこのトレーニングでスピードを鍛え上げ、
ディフェンスを置き去りにしまくってください。