黒人選手の身体能力にダイレクトに近づくトレーニング。
それがインターロックエクササイズです。
黒人ダンスの核となる体幹部の動きを音楽に合わせて反復することによって体幹部をメインに・フルに使って動くことや体幹→末端の連動を身につけることができる。
黒人選手の身体能力が高い理由を一言で表すなら
「体幹部をフルに使っているから」
末端の筋肉よりも大きな力を発揮することができる体幹部を最大限に使って動いているから高いスピード、ジャンプ力、自在なハンドリング能力、軽やかで素早いフットワーク、優れたボディバランスを発揮することができる。
本日はそのインターロックの中でも黒人選手の身体能力にダイレクトに近づくうえで最重要となる2つの種目を徹底的に解説していきます。
インターロックの2つの最重要種目
それが腰前方のインターロック(ダック)とGのリズム(ボディアップとボディダウン)のインターロック。
0:33~ Gのリズムのインターロック、11:35~腰前方のインターロックが解説されています。
腰前方のインターロックは音楽のビートに合わせて腰(股関節)を後ろに引いてタメる、腰を前に突き出してヒットする動きを繰り返す。

Gのリズムのインターロックは股関節を曲げて中腰になる→股関節を伸ばす動きを繰り返すことでリズムを取る。
股関節を伸ばすときにタメて沈むときにヒットすればボディダウン、逆に股関節を曲げるときにタメて伸ばすときにヒットすればボディアップになります。
(動画では膝の曲げ伸ばしで、という解説になっていますが股関節の曲げ伸ばしで行ってください。
股関節を屈曲・伸展させた結果として膝もそれに連動して屈曲・伸展するということです)

インターロックをするときの最大のポイントは体幹部でリズムを取ること。
今回の2種目で言えば体幹部である腰・股関節をフルに使ってリズムを取る。
その結果として末端である膝や腕が連動する。
慣れていないうちは股関節ではなく膝の前後運動・膝の上下運動でリズムを取ってしまいやすい。
それだと股関節をフルに使うことではなく膝をフルに使うことを身体に教育してしまい、インターロックのトレーニング効果が激減してしまいます。
股関節をしっかり前後に動かす、股関節の曲げ伸ばしでリズムを取る。
これが腰前方のインターロックとGのリズムのインターロックの最大のポイントです。
インターロックで腸腰筋を強化し骨盤が前傾した体型に近づく。
なぜ、この2つの種目は黒人の身体能力に近づくうえで最も重要なのか?
それは股関節から生み出されるパワーこそが黒人選手の身体能力の源であり、その「股関節パワー」というテーマをダイレクトに追求する種目だから。
黒人選手が並外れたスピードやジャンプ力を発揮することができる理由。
それは股関節を伸ばす筋肉であるハムストリングスをフルに使っているからです。
かけっこのヨーイの姿勢、ジャンプ前のしゃがんだ姿勢から股関節を伸ばすと身体が前に、上に運ばれます。
このときに使われているのがハムストリングス。
ハムストリングスの力を最大限引き出すことができれば股関節をより強く伸展させることができ、スピード・ジャンプ力が上がります。
それではどうすればハムストリングスをフルに使えるようになるのか?
それは腸腰筋が発達して骨盤が前傾した体型に近づくこと。
黒人選手の腸腰筋の太さは日本人選手の3倍という話もありますが、腸腰筋が発達すると収縮する力が強くなり骨盤が前傾してヒップアップした体型になります。
するとハムストリングスが引き伸ばされてその力を使いやすくなる。





腰前方のインターロックとGのリズムのインターロックは解説図にも書いたように前後方向の股関節の屈曲・伸展と上下方向の股関節の屈曲・伸展の動きが反復されることで腸腰筋とハムストリングスの収縮と伸張を繰り返します。
その結果として腸腰筋が鍛えられ骨盤が前傾してヒップアップした体型に近づく。
=ハムストリングスの力を最大限引き出すことができる体型に近づく。
股関節をメインに使うこと、股関節→膝という体幹から末端への連動を身体に教育する。
バスケに限らず、多くのスポーツで下半身の力を使え!と言われますよね?
この下半身の力というのは股関節を伸ばす力のことであり、末端部の膝を伸ばす力ではない。
体幹部である股関節を使うからこそ大きな力を発揮することができ、高いスピード・ジャンプ力を発揮できたり、その力を上半身に伝えてシュートを軽く飛ばす、速いパスを出す、強くドリブルを突くことができる。
股関節パワーを最大限使って動いているのがNBA選手、特に黒人選手であり骨盤が前傾してヒップアップした体型=ハムストリングスがフルに使える体型に近づくことであなたは彼らのような身体能力に近づくことができる。
腰前方のインターロック、Gのリズムのインターロックは股関節の屈曲・伸展を反復することで腸腰筋とハムストリングスを使って動くことを身体に沁み込ませることができる。
黒人選手の身体能力の源である股関節パワーに近づくというテーマをダイレクトに鍛えることができるのが腰前方のインターロックとGのリズムのインターロックなんです。
インターロックで脊柱のS字カーブが効いた体型に近づく
腸腰筋が発達すると骨盤が前傾します。
すると腰椎が前弯して胸椎が後弯し、そこに上半身の重みが加わるので脊柱のS字カーブのメリハリが効き、肩甲骨が胸郭(肋骨)に被さるので肩甲骨を僧帽筋などの筋肉ではなく骨格で支えることができる。


黒人選手を見ても脊柱のS字カーブが効いていて背中が盛り上がっている、腰が前に入ってヒップアップしているのがよく分かります。
日本人選手でここまでクッキリとした脊柱のS字カーブのラインが出ている人はなかなかいません。


腸腰筋が発達→骨盤が前傾→脊柱のS字カーブ→肩甲骨が胸郭に被さる。
すると肩回りの筋肉が緊張しないので腕をラクに、強く、速く操作することができる。
=ボールをラクに、強く、速く扱うことができるから高いハンドリング能力を発揮できる。
筋肉というのは力んでいると力を発揮できません。
試しに肩をギューッと力ませてシュートやドリブルをしてみると
ボールが飛ばない、腕の動きが小さくなる、弱いドリブルしかつけないことが分かるはず。
NBA選手の
・ボールが風船かのように軽いシューティング。
・小さなモーションからレーザーのようなパス、体勢が崩れても正確に出せるパス。
・変幻自在なドリブルスキル。
・ダブルクラッチやウィンドミルダンクなどの空中での腕の操作性の良さ。
彼らは肩甲骨周りの筋肉がリラックスしているから高いハンドリング能力を発揮することができる。
腰前方のインターロックとGのリズムのインターロックを継続して実践することで腸腰筋が鍛えられて骨盤が前傾した体型に近づくことができる。
すると脊柱のS字カーブが効き、肩甲骨が胸郭に被さることで高いハンドリング能力を発揮することができる身体条件が整っていきます。
NBA選手の身体能力にダイレクトに近づく。
もし、あなたがNBA選手のような身体能力に近づきたいのなら。
身体能力を上げてバスケレベルを上げ、上手いやつらに勝ちたいのなら。
まずは腰前方のインターロックとGのリズムのインターロックを継続して実践してみてください。
実践しているうちに腰が前に入ってヒップアップする感覚、背中の盛り上がりが大きくなる感覚、重心が高くなる感覚などが生まれてくれば上手く実践できている証拠です。
これらの感覚の変化は黒人選手のような骨盤が前傾して脊柱のS字カーブが効いた体型に近づいていることを意味します。
そして、バスケのプレーでもシュートが軽く飛ぶ、ドライブのスピード・キレが上がる、パスのスピード・精度が上がる、ドリブルのミスが減るといったことが起きてきます。
バスケはあなたの身体を使って行うもの。
身体のレベルが上がればスキルのレベルは間違いなく上がります。
ジョーダン、アイバーソン、ウェストブルック、デリックローズ…
NBA選手、特に黒人選手の動きを見るたびに私はこれだけ身体能力が高ければそりゃバスケは上手くなるし楽しいだろうな、バスケは自分の身体を使ってやるんだから身体能力が低ければ上手い奴らに勝てない、俺も彼らのような動きに近づくことができれば…
そう思ってました。
ディフェンスを置き去りにするスピード、フットワークのキレ、自在なボールハンドリング、ディフェンスの上からダンクを叩きこむジャンプ力、よろけない・倒れないボディバランス…
普通は身体能力を上げようと思えばダッシュやジャンプを繰り返す、筋トレをする、フォームや身体の使い方を変えるといったアプローチをするのではないでしょうか?
私もそれらの方法で身体能力を上げようとしていました。
しかし、実感できるような効果は得られなかった。
今振り返ってみればトレーニングで筋力を強化しても腸腰筋やハムストリングスが使えなければ高いスピードやジャンプ力は発揮できない。
フォームや身体の使い方を意識するほど全身の連動が崩れて動けなくなる。
NBA選手と日本人選手、上手い選手と下手な選手の身体能力の差を作っている根本的な要因。
それは
骨盤が前傾して脊柱のS字カーブが効いた体型か?
ハムストリングスをフルに使って動けているか?肩回りがリラックスしているか?
日本人選手や下手な選手は腸腰筋が発達しておらず骨盤が後傾している、前傾が不十分だからハムストリングスの力を使えず、膝下などの末端で動いている。→発揮できるスピードやジャンプ力が低くなる。
脊柱のS字カーブが効いておらず、肩甲骨を筋肉で支えているから肩~腕が力んで腕の操作性が低くなる→ボールを自由に扱うことができない。
あなたが身体能力を上げたいなら真っ先にするべきことは腸腰筋が発達して骨盤が前傾し、脊柱のS字カーブが効いた体型に近づくこと。
これをやらずにいくらトレーニングやフォーム改善を行っても身体能力は上がらない。
なぜなら高い身体能力を発揮するための筋肉をそもそも使うことができてなかったり、筋肉が力んだまま動こうとしているから。
インターロックは、特に本日紹介した腰前方のインターロックとGのリズムのインターロックは全てのバスケ選手が必ずやるべき。
私は声を特大にしてそう言いたいほど、このトレーニングの恩恵を受けてます。
インターロックに出会ってからスピードは上がるわ、ジャンプ力は上がるわ、ボディバランスは良くなるわ、シュートの飛距離は伸びるわ、パスも走るわ、ドリブルも強く・ミスなく突けるようになるわで。
正直、これ以上のトレーニングはこの世に存在しないんじゃないかと思います。
それくらい本日紹介したインターロックの2種目は身体能力をダイレクトに向上させてくれますから。






