バロンデイビス、ジェイソンキッド、アンドレミラー、マジックジョンソン、チャウンシービラップス、ゲイリーペイトン、マークジャクソン、サムキャセール…

 

昔のNBAのポイントガードはポストプレーがメチャクチャ上手かった。

 

並外れたスピードや複雑なドリブルテクニックを使うことなく、ちょっとしたコンタクトやタイミング・角度のズレを使ってシンプルな動きから点を取っていた。

シュートだけでなく、ダブルチームに来たらフリーの味方にパスを捌いてゲームメイクもしていた。

 

ポストプレーはビッグマンだけのものじゃない。

シャックのようにバックダウンでディフェンスを押し込んで上からたたき込むだけがポストプレーじゃない。

 

スピンムーブやステップワーク、ターンアラウンドからのフェイダウェイ、フックシュート、ポンプフェイクを使えば相手より背が低くてもポストから点を取ることはできるし、自分のほうが背が高いならラクに点を取れる。

インサイド→アウトサイドへパスしてオフェンスを構築することもできる。

外だけでボールを回すよりもポストで起点になることでオフェンスの連動性が上がり、フリーが作りやすくなる。

 

全てアウトサイドからのジャンプシュートだと確率が上がっていかないこともある。

だからと言って全てドライブだと読まれやすくもなる、DFが上手いと抜けない、スタミナの消耗も激しい。

ドライブからのパスは視野が狭くなる、勢いがついているからパスコースによってはコントロールが難しいこともある。

 

そんなとき、ポストから攻める引き出しを持っていれば得点やゲームメイクがより効率的になる。

 

背の高い選手にインサイドのプレーだけじゃなくてスリーやドリブルなどのアウトサイドのプレーも教えるべきっていう考えは広まっていると思うけど、背の低い選手にインサイドのプレーを教える、ガードがポストで攻めるプレーは日本では余り広まっていない印象がある。

 

昔の話だけど大学の部活のときに練習でポストプレーを試そうとしたら「お前がそこでボール貰って何になるんだ!」って怒られたこともあるし。

 

しかし、ポストプレーは身長が高かろうが低かろうが、ポジションがどこだろうが全ての選手が身につけておくべき。

 

ドライブで抜けきれない、何本か外のシュートを打ったけどタッチが悪いときにポストプレーの引き出しがあれば点を取るチャンスが増える。

チームのセンターがポストへのエントリーパスを貰えないときにガードがポストで貰う。

そこからセンターとのハイローの連携で攻めたりもできる。

 

私自身、ポストプレーを取り入れてから簡単に点を取れることが増えた。

中から外のパスはシューターも打ちやすいからチームのシュートの確率が上がったり、ポストでヘルプの視線が中に行った瞬間に裏に走り込んだ味方にアシストを出したり。

個人的にも、チーム的にもオフェンスの効率性、連動性が上がった。

 

もし、あなたがポストプレーを普段試合で使わないって言うんだったら。

自分にはポストプレーは無理、ポジション的に関係ないと思っているんだったら。

 

NBA選手のポストプレーをたくさん見て学んでください。

騙されたと思ってポストでボールを貰ってみてください。

プレーしているうちにこれまで見えなかったチャンス、選択肢が見えてくるはずです。