ジャンプ力。
バスケ選手なら高いジャンプ力が喉から手が出るくらい欲しいと思います。
身長が低くても高く跳べればダブルクラッチや空中でタメを作って
ブロックされにくいシュートを打つことができます。
身長が高い選手であればなおさら、シュートは止められにくくなります。
NBA選手のような滞空時間の長いジャンプに近づければ
あなたのシュートが止められる可能性は低くなりますよね。
ジャンプ力があればこのように空中で相手をかわせるし、
ブロックを気にせずシュートを決めれるようになります。
シュートだけでなく高く跳べればリバウンドもとれるようになるし
相手のシュートをブロックできるようにもなります。
今回はあなたが滞空時間の長いジャンプを手に入れ、バスケのすべての空中戦で
勝てるようになるための最高のトレーニングを紹介します。
あなたのジャンプ力を上げる最高のトレーニング。
それがボックスジャンプです。
単純に止まった状態から台に乗るだけでもいいですし、
動画のように動きにバリエーションをつけるのもいいです。
動画ではボールを持っていますがボールは持っても持たなくても大丈夫です。
ではこのトレーニングのポイントを解説していきます。
1つ目のポイントは常に自分のマックス以上の高さを跳ぶということです。
スピードやジャンプなど瞬発力を鍛えるトレーニングは
常に自分のマックスの力を発揮することが大事だからです。
自分の100%の力を発揮し続けているうちにスピードやジャンプの最大値が
100、102、105、110と少しづつ上がってきます。
常に自分のマックスの高さを跳べているかどうか?
これをいつも頭に入れて回数、セット数を決めていく必要があります。
目安は1セット5回×3セットです。
個人差があるので回数、セット数は自分の身体と相談して決めれば大丈夫です。
もっと回数やセット数を増やしても高さが落ちない人は増やしてもいいし、
マックスの高さを保てないのであれば少なくしてください。
とりあえず1セット5回×3でやってみて自分の身体の感覚からベストの量を探してください。
あと跳べなくなってきた、ジャンプの高さが落ちてきた、ジャンプが遅くなってきた
と感じたらすぐにやめてください。
ちなみに僕は1セット5回×3を目安にその日その日で量を変えています。
まだ跳べるなと思ったら4セットすることもありますし、
もう跳べないと思ったら3セット目の途中ですっぱりやめることもあります。
さっきも書きましたが100%の高さでジャンプしないと
ジャンプの最高点は上がっていきません。
常に自分の最大100%の高さでジャンプできているか。
これをチェックしながらやってください。
2つ目のポイントはできるだけ毎日することです。
これは自分の身体に100%でジャンプすることを体が忘れないようにするためです。
ただ前の日とかの疲れが残っていて体が重い、筋肉痛、自分のマックスの高さが飛べていない。
そういうときはしないでください。
80%くらいの高さ、力でいくらジャンプをしてもジャンプの最大値は上がっていきません。
疲れがあるときはしっかり休んで自分のマックスでジャンプできるときだけするのが大事です。
まとめると
- ジャンプは毎回全力でやる。
- まず1セット5回×3をやってそこから自分の身体に合わせて量を調整していく。
- ジャンプが落ちてきたと思ったらすぐやめる
- できるだけ毎日する。疲れがあるときは休む。
これがボックスジャンプをするときのポイントになります。
ボックスジャンプが最高のトレーニングであることの理由
このトレーニングが他のジャンプトレーニングと比べて優れているところは
平地でやるよりも体にかかる負荷が少ないことです。
平地でジャンプしたとき足にかかる衝撃は体重の6倍くらいと言われています。
6倍ですよ?
体重70kgの人だったら420kgの負荷が着地するときにかかります。
ジャンプ力を上げるためにはジャンプすることから避けて通れませんが
ジャンプというのは足にめちゃくちゃでかい負荷をかける動きなんです。
仮に体重70kgの人が15回ジャンプしたら420kg×15で
合計6300kgの負荷が足にかかります。
そうなるとどうしても足にでかすぎる負荷がかかってしまいます。
これだけ負荷のある動きを繰り返せば毎日するとケガの原因になるし、
疲れがたまるので常に100%の力で毎日跳ぶというのが難しくなります。
身体にマックスの力で跳ぶことを忘れさせないために
全力でジャンプするトレーニングはできるだけ毎日したい。
でも疲れがたまるのでできない。
このジレンマを台に飛び乗るという形で解消したのがボックスジャンプです。
台に飛び乗ることで着地するときの衝撃は小さくなります。
単純にジャンプしてから着地するまでの距離が近くなるからです。
足に大きな負荷がかからないため疲労がたまりにくくMAXのジャンプ動作を繰り返せる。
これがボックスジャンプがジャンプ力を上げるために最高のトレーニングである理由です。
すぐにジャンプ力は上がらない
ボックスジャンプはあなたのジャンプ力を上げるのに最高のトレーニングです。
しかし勘違いしてほしくないのですがやってすぐにジャンプ力が上がる
という即効薬のようなものではありません。
そんなに簡単にジャンプ力があがるなら誰も苦労しません。
継続して反復することで初めてあなたのジャンプ力は少しづつ上がってきます。
はっきり言いますがジャンプ力は上げるのに時間がかかります。
時間がかかりますが継続してトレーニングしていると必ずより高く跳べるようになります。
あなたは高いジャンプ力を手に入れたいと本気で思っているんですよね?
それならば長い目で見てジャンプ力が上がるまで、
結果が出るまで地道にボックスジャンプをやり続けてください。
あなたが滞空時間の長いジャンプ力を手に入れることができたなら…
- ダブルクラッチで空中で相手をかわしシュートを決められるようになります。
- 空中で接触されても滞空時間が長いためそこから体勢を直してシュートを決めれます。
- ブロックにビビらなくなるのでゴール下のシュートの確率が上がります。
- リバウンドで競り勝てるようになります。
- 相手のシュートを叩き落とせるようになります。
ジャンプ力があるだけでバスケではこれだけ相手よりも優位に立つことができます。
僕はボックスジャンプをするまでは全然高く跳べませんでした。
身長も163cmと低くレイアップはブロックされまくり、ブロックにビビってゴール下の簡単なシュートをよく外していました。
しかしボックスジャンプを継続してやっているうちに
明らかにジャンプ力が上がり、ダブルクラッチなどの空中でのプレーが簡単になりました。
空中でいつでも相手をかわせるのでブロックを恐れずに
シュートを打つことができるようになり得点力が上がりました。
ジャンプ力が上がればシュート、リバウンド、ブロックなど
バスケのいろんな面でより高いパフォーマンスを発揮できるようになります。
ジャンプ力を上げればあなたはすべての空中でのプレーで優位に立てます。
バスケで活躍したいならボックスジャンプでジャンプ力を鍛え上げてください。
まとめ
- ボックスジャンプはジャンプ力を高めるために最適である。
- 身体にかかる負荷をかなり減らせるため疲れをためずにジャンプ力を高めることができる。
- 常に自分のマックスの高さで跳ぶ。これを頭に入れて回数、セット数を調節する。
- 毎日することが重要だが疲れているときはしない。
- ジャンプ力が上がればすべての空中でのプレーで相手に勝てるようになる。
バスケで活躍するにはジャンプ力は必須です。
ブロックにビビらずシュートを打ちきって得点力を上げたいなら。
リバウンドをとりまくりたいなら。
空中戦で勝てるようになりたいなら。
高いジャンプ力で周りを見返してやりたいなら。
ボックスジャンプをしてください。
必ずあなたのジャンプ力は上がります。