最近ウェストブルックのドライブのハイライトをよく見ています。
僕自身がガードでもっとドライブがうまくなりたいというのもあるんですが
彼のドライブは本当に参考になります。
なぜかというと彼のドライブが限りなくシンプルだから。
上のレベルになるほど小手先を使ったような複雑なフェイントは
あまり使えないし、通用しません。
ウェストブルックはシンプルなプレーを極限まで洗練している
では実際に彼のドライブを見てみましょう。
彼のドライブは緩から急のスピードの変化、単純な一回の切り返し。
ほぼこれだけでディフェンスを抜き去ります。
僕はステフェンカリーのようなフェイクや切り返しを多く使うドライブも好きですが
やはりより実用的なのはウェストブルックのようなシンプルなドライブだと思っていて。
横に揺さぶって抜くよりもまっすぐぶち抜いたほうが簡単ですから。
簡単なのでミスも少なくなります。
フェイントを多く使うドリブルは確かにみていて楽しいです。
が、その間に他のディフェンスがヘルプポジションに入ることができてドライブのコースがなくなる。
切り返しが増える分、ミスする確率も当然高くなる。
ドライブはフェイントを使わなくても相手を抜けます。
緩急の変化、一回の切り返しだけでも相手の虚を突くタイミング・反応できない素早さがあれば、
それだけで抜けるんです。
そっちのほうが簡単だし、ボールもとられにくい。
あとフェイントじゃ相手を抜けないというのはこちらの記事でも書いてます。
いくらフェイントを磨いても相手に反応されやすい、素早くない動きであれば、
どんなにドリブルがうまくても相手を抜くことができません。
彼のドライブは化け物じみた身体能力があってこそ。
そんな簡単に抜けるわけないよ。
そう考える人もいるかもしれません。
なら彼のような、黒人選手の身体能力に近づけばいいんです。
黒人の身体能力に近づくことで相手が反応しにくい素早い動きができるようになり、
それができればウェストブルックのようにシンプルなドライブで相手をずばずば抜けるようになります。
ドリブルで抜くのに本当に複雑なフェイントは必要なのか。
ドリブルテクニックがないと相手を抜けないのか。
ドライブで相手を抜くために、何が必要で何が必要じゃないのか。
ウェストブルックのドライブを見てると考えさせられますね。