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  1. 自分のシュートが入らないのは自分のシュートフォームに問題があるからだ。
  2. 正しいフォーム、理想のフォームを身に着ければシュートは入るようになるはずだ!
  3.  自分のフォームを変えてみる。NBA選手のシュートフォームを真似してみる。
  4. それでもシュートが入らない。
  5. まだ自分には正しいフォームが身についてないんだと考えてさらにフォームを変える。
  6. 2~5を永遠に繰り返す。

 

このような人のことを僕は正しいシュートフォーム中毒症と呼んでいます。

 

 

やれ膝の角度がどうとか。

スナップがどうとか。

ボールを構える位置がどうとか。

ターンとかディップとかスウィープアンドスウェイとか。

 

 

正しいシュートフォームが欲しい!

正しいシュートフォームを手に入れたい!

 

 

そうやって正しいシュートフォームをまるで中毒症患者のようにを求める人。

 

そんなこの世に存在しないものを追いかけて。絶対に手に入らないものを追いかけて。

 

シュートフォーム変えてるのに全然シュートが入るようにならない…

と落胆しているあなたへ。

 

シュートフォームをいじることがどれだけ馬鹿げてることかお伝えします。

 

フォームを意識するほど下がるシュート率

僕もシュートが全然入らなくて悩んでた時があって。

正しいシュートフォームを身に着ければシュートが入るようになる!

そう信じて自分のシュートフォームをいじりまくっていました。

 

あなたと同じように「正しい」、「理想の」シュートフォームを中毒症のように欲しがってました。

 

本とかサイトを手当たり次第に読んで。

 

  • リングに正対するんじゃなくて半身に構える。
  • キャッチしてそのまま打つんじゃなくて一回ボールを下げる。
  • ボールをセットする位置は利き手側のほうがいい。
  • 膝は曲げすぎない。
  • ジャンプした直後に打ったほうが飛距離が伸びて楽に打てる。
  • シュートを打った後は少し前に着地する

 

そーいうシュートフォームに関する情報を読んでは試し、読んでは試しと繰り返して。

 

でもどれだけシュートフォームをいじっても

シュートが入るようにはならない。

 

フォームを意識すればするほどシュートの確率はどんどん下がっていく。

 

 

フォームを意識すればするほどシュートのときに違和感感じてスムーズに身体が動かない。

ぎこちない動きになって全然気持ちよくない。

 

 

そんな状態が続いた僕はある日、無性ににむしゃくしゃしゃして。

 

そんなに身体の動かし方、何個も何個も意識しながらシュートなんか打てるか!

もうフォームなんか知らん!

打ちやすいように打ったほうが死んでもマシやわ!

 

そう思って正しいシュートフォームっていう概念を頭から吹っ飛ばしました。

 

NBAのシューターですらフォームってバラッバラ!

 

NBAでシューターと呼ばれる選手。

ジャンプシュートでバンバン点をとる選手。

 

カリー、レイアレン、コービー、カーメロ、クレイトンプソン、ケビンデュラント、etc…

 

見てるとわかりますが選手によってフォームってばらっばらです。

 

ボールを顔の前にセットして打つ選手もいれば頭の上にセットして打つ選手もいる。

ジャンプの最高到達点で打つ選手もいれば跳んだ瞬間に打つ選手もいる。

シュートを打つときの膝を曲げる角度だって選手によって違う。

 

 

もっと言えば打つシチュエーションによって同じ選手でさえフォームは違ってきます。

 

ジャンプした直後に打ったり、最高到達点で打ったり、体が落ち始めてから打ったり。

ボールをセットする位置だってまちまちです。

 

選手によってフォームは違います。

シュートフォームが同じ選手なんて一人も存在しない。

 

さらにシュートのシチュエーションによってフォームは変わる。

 

フォームが汚くてもシュートが入る選手はめっちゃ入るし、

きれいなフォームでも入らないやつは入らないんです。

 

フォームがバラバラでも上手いやつは決めきるんです。

 

万人に当てはまる正しいフォームなんてこの世に存在しません。

 

シュートフォームってのは何万本も打ってるうちに自然と形作られるものです。

シュート打ってたら自分の身体が一番打ちやすいように勝手に動いてくれるようになります。

 

NBAのシューター達もそうやってフォームを作ってきたのであって。

そうじゃないとみんな同じシュートフォームになってるはずですから。

 

フォームを意識してしまうと意識した部分の筋肉は必ず不必要に力んだり、力が抜けます。

部分を意識するからシュート全体が崩れる。

 

例えるなら普通車の4つのタイヤのうち1つだけ大型トラックのタイヤにしたり、

自転車のタイヤにするようなもんです。

 

走れるわけないですよね笑。

 

 

部分を意識すれば必ず全体が崩れます。

 

正しいフォームは存在しない。

NBAでさえフォームは選手によって全然違う。

あなたにはあなただけのフォームがある。

 

自分の身体に動きを任せて何も考えずに一番打ちやすいフォームで打つ。

 

そうすればシュートが大きく崩れることはありません。

 

 

 

下手な奴に限ってシュートフォームに詳しい

 

皮肉なことにシュートフォームに詳しい人に限ってシュートがそんなにうまくありません。

熱心にフォームを研究してシュート力を上げようとしてるけど一向にシュート率が上がらない。

 

それはなんでかっていうとシュートを打つときに

集中するべきポイントがずれるからです。

 

シュートするときに集中することってリングにボールを入れることです。

 

そこで膝の角度とかボールをセットする位置を意識してしまうと集中力が分散する。

 

人間の脳は1つのことにしか集中できないようになっているので

フォームを意識した時点でシュートへの集中力が失われる。

 

あとさっきも書いたように身体がスムーズに動かなくなる。

 

シュートを打つときフォームを意識するというのは異物混入でしかないわけです。

 

それでシュートの確率が上がるなんてことあるわけないじゃないですか。

 

 

熱心にシュートフォームを研究してる人に限って

 

「おれ、シュート力が上がる正しいフォームには詳しいよ。全然入らないけど。」

 

というアホみたいな状態になってるわけです。

 

 

逆に上手い選手ってのは何も考えてません。

 

高校のとき、シュートがうまい先輩に

 

「なんかシュートするときに意識してることとかありますか?」って聞いたら

 

「なんも考えてない。ただ打ってるだけ。」でしたからね。

 

 

何も考えずにただシュートを打ってる。

だから100%シュートに集中できるし、身体もよく動く。

だからシュートが入る。

 

上手い選手ってのはバスケするときに余計なこと考えないんですよ。

パフォーマンスを下げる異物を混入させない。

 

シュートが下手だからといってその解決策がシュートフォームにあると考えて

正しいシュートフォーム中毒症になってしまうと。

 

身体が動かなくなって、シュートに集中できなくなって、シュートが入らない。

これを無限に繰り返してしまいます。

 

何百時間フォームをいじってもシュートって入るようになりません。

 

 

正しいフォームを追い求めてる限りずーーーーーーっと

シュートを決めれない選手のままで終わります。

 

 

シュートフォームを意識することは百害あって一利なし。

 

正しいシュートフォームなんて言葉、二度と頭によぎらないように

頭の中から消去してください。

 

 

繰り返しますけど正しいシュートフォームなんてもんを追いかけるから

いつまでたってもシュート力がつかないんですよ?