いつも大変役に立つアドバイスありがとうございます。
ブログも大変為になり楽しみながら拝見しています。
一ノ瀬さんのブログを見つけてからコンタクトを取ってから
自分のバスケ、指導に関する考え方、高校生達への接し方が変わりました。
一つとてもびっくりすることがありました。
高校生部活のオフ(冬休み)に自身でウインターカップを見に行ったそうです。
ちなみに私の住んでるところからは東京まで新幹線で1時間以上、
高速バスでも3時間くらいはかかる距離です。
私はさすがに行けとは言えません。
一ノ瀬さんのブログを通して自分なりの言葉で私はバスケットは
エンターテイメントだと高校生達に語ってきました。
バスケは楽しむものだと。
しかし、私の学校は部員が少なく練習で試合(バスケ)ができませんでした。
また、練習試合でも部員が欠席する恐れや弱小ということで
他校の時間を考えると積極的に試合は組めませんでした。
私がやったことは友人、先輩、後輩に声を掛け、毎週末は試合をする。
私の仕事を早く切り上げ最低でも4対4、3対3は行えるように
私自身が練習に参加することです。
練習でも一般的な約束はありますがシンプルに
1対1することをメインに指導してしてきました。
いままで結果を出してない子というのはこれまでバスケをさせてもらえていません。
ドリブルのできない子は必然的にシュートしか打ちません。
それを自分のできること、特技だと勘違いしています。私がそうでした。
ガードだけがドリブルをつくものだと思っていました。
彼らにはバスケに必要なのはスキルだと常に言っています。
スキルが身につくには試合で使うしかないと言っています。
彼らは失敗しようがやることに意味があると感じ、
積極的に自分からバスケができるようになりました。
自分からバスケをするというのは具体的には外から見たら
絶対下手な奴がいきなりプレーコールをしたり、
ドリブルアタックをしたりビハインドパスをしたりします。
普段の練習から人を楽しませるのがバスケ、アタックするのが
バスケだと言われていれば試合でもでてきそうですね。
長くなりましたが、まとめると
「彼らにバスケをさせた。あまり大人は口をはさまない。」
ですかね。
言うとすると「アタック。楽しませろ。楽しめ。」なんて言葉ですかね。
本当に弱小校の彼らが遠方のウインターカップをお金を親からもらい、
休日とは部活からの解放という感じがする雰囲気の中、
ネットでも見れるのにわざわざ良く行ったなと感じました。
彼らの中にバスケがエンターテイメント、友人をつなぐツールが
バスケになれたことは本当に嬉しいです。
まだ実際の試合で結果は出ていませんが結果がでないのに
彼らをバスケに夢中にさせられたことは本当に自分にも自信がつきました。
そして、バスケを楽しむ彼らの未来は明るいと思えるようになりました。
本当に2017年は自分を変える考えを身に着けることができました。
来年はもっと私の周辺でバスケがエンターテイメントになるように
行動できれば良いかなと思っています。
本年度はありがとうございました。来年度もどうぞよろしくお願いします。
こんにちは、一ノ瀬です。
バスケはエンターテイメント。
本当にその通りだと思いますし、そこに気づかれたことは
素晴らしいと思います。
生徒さんもバスケを楽しんでいることが伝わってきます。
やっぱりバスケって遊び、エンターテイメント、楽しむものなんですよね。
だから、バスケが好きになって、もっとやりたいって思う。
そうやって続けていくうちに、自然と上手くなってる。
それが最高の上手くなるためのプロセスだと思います。
そこに勝ちたいとか負けたくないとか。
おれは下手だから出しゃばっちゃいけないとか。
上手くなれなかったら終わりとか。
苛立ち、焦り、挫折感などでイライラ、ギスギスしながら、
悲壮感を漂わせてするものじゃない。
ただ、バスケが好きだから、楽しいからする。
目の前のプレーに集中して、没頭する。
それでいいんだと思います。
どれだけ頑張っても、結果っていうのはコントロールできません。
バスケをめちゃくちゃ頑張ったからって、
全員がプロの選手になれるわけじゃありませんし。
試合では負けることもある。
もちろん、より上手くなるために練習方法を工夫したりすることはできますけどね。
勝たないといけない、上手くならないといけない、ミスしてはいけない。
日本の部活では結果を追い求めすぎだと感じています。
だから、選手たちは日々のきつすぎる練習とか理不尽な指導でバスケを楽しめない。
バスケが辛く、しんどいものになる。
一番大事なのって上手くなるとか、勝つとかの結果ではなくて
楽しむっていうプロセスです。
ネイマールがブラジルのサッカーを幸せになるための遊びって言ったように、
バスケも人生をより楽しくするための遊び、エンターテイメントなんですよね。
で、そういうふうな意識になったら自然と「与える」
指導とか声かけになっていくと思います。
下手な選手でも、自分の思ったようにプレーしていい。
ミスしたから怒るんじゃなくて、そのミスを生かすために次はどうしたらいいかとか。
選手の持っている創造性や感性を潰さないように、指示しすぎたらまずいかなとか。
選手全員がもっと楽しめるような声かけとか話し合いになります。
バスケを結果だけで見てしまうと、「奪う」指導になってしまう。
ヘタクソなんだから、できないことはするな。
ミスしないように、安全なプレーをしろ。
選手の感性を縛って、選手の創造性を奪ったら、選手は楽しめませんし、
スキルも伸びていきませんよね。
現在の○○さんの指導だと、選手はバスケを楽しめてるし、
色んなプレーに挑戦することができていると思います。
それが長期的に見ると、選手は一番上手くなれますし、
充実した気持ちでバスケに取り組むことができます。
バスケでイライラしたり、ギスギスするんじゃなくて。
バスケが楽しい、好き、面白いっていうふうになれば、
おっしゃられてるように彼らの未来は明るいですね。
○○さんの中でバスケの価値観が変わり、選手もバスケを楽しめるようになった。
本当に素晴らしいです。
僕も、○○さんとのやり取りの中で新しい視点に気づけたり、
自分の考えを見直すきっかけになったり、とてもいい経験になりました。
僕のブログに興味を持ってくださり、コンタクトを取っていただいたこと。
感謝しています。
今年もよろしくお願いします。