突然メッセージを送ってしまってすみません。

 

大学2年生で女子サッカー部に入っている者です。

 

部活をやめたいと思っていて相談したく連絡させて頂きました。

理由としては主に以下の通りです。

 

1.コーチがおらず周りも初心者ばかりなので上手くなる見込みがない(私は経験者です)。

2.理工系の学部のため勉強が忙しい。

3.マネージャーがいないため雑務が多く、練習以外の拘束時間が長くなり、身体的・精神的ゆとりが持てない。

 

 

これらの理由を主将に話したところ、

他の人だって部活と勉強両方頑張ってる、

来年から幹部なのに今辞められたら他の人の仕事が多くなる、

無責任だと思わないのかと言われました。

 

以前私もそう思ってがんばろうと考え直したこともあったのですが、

やっぱり練習をしても楽しくないし時間が勿体ないのではないかと考えてしまいます。

 

実は中学生の時にも一度クラブチームを辞めており、

その時はチームに一人ワンマン選手がいてコーチも他のチームメイトも

その人にへこへこしているという雰囲気が嫌で辞めました。

 

そのこともあり、また辞めたら本当に辞め癖みたいなのが

つくのではないかとも心配しています。

 

あと、去年一年怪我をしていてしばらく部活を離れていたというのも

大きいのかもしれませんが、やる気がなかなか復活しません。

 

自分でも甘いのではないかとか、もう少し我慢してがんばれば

いいのではないかとも思うのですが、やっぱり精神的に辛いです。

 

すみません、一思いにばーっと書いてしまったので

言葉足らずなところも多いと思います。

 

 

一ノ瀬様からご覧になった感想などを頂けたらとても嬉しいです。

 

よろしくお願い致します。

 

 

 

こんばんは、一ノ瀬です。

 

部活を辞めるかで悩んでいらっしゃるんですね。

 

 

僕も○○さんと同じように大学の部活を辞めるかで

すごく悩んでいた時期がありました。

 

 

バスケ部だったんですが、

 

試合に出れない、罵声を浴びせられる。

バスケが楽しくない。

選手ではなく雑用のような扱い。

 

好きなバスケが楽しめない、しんどい、辛い。

 

やっぱり、楽しくなかったら、面白くないですよね。

 

 

僕も何度もやめようとしましたが、

 

ここで辞めたら、逃げ癖がつく。

周りのやつらから根性・忍耐力ないと思われる、悔しい。

本気でやるって決めたから、サークルじゃなくて部活を選んだろ?

 

 

そんな葛藤からなかなかやめることを切り出せないまま、練習に行ってました。

 

それでも最後は辞めたんですけど。

 

 

僕と境遇は違いますが、部活を辞めるって迷いますし、

色んな思いが駆け巡ると思うんです。

 

 

やっぱもう少し続けてみよう。そしたら何か変わるかも。

やっぱり一緒にやってきた子たちに迷惑かけるかな。

 

そういう葛藤を繰り返して、自分がどうすればいいか迷ってしまう。

 

 

何かを辞めるって、本人にとってはけっこう大きな決断で。

 

僕も部活を辞めた直後は、色んな挫折や後悔が襲ってきて、

堕落した生活を送ってました。

 

 

 

僕はまだ24歳で、○○さんに偉そうに

こうしたほうがいいよ、なんて言えるようなことはありません。

 

 

ただ、言えることは、なくなったところには必ず、

何かが入ってくるということです。

 

そして、それは循環するというか、

ずっと溜まってしまうものではないということ。

 

 

部活を辞めたときは本当にもうバスケええわ、って思って。

数週間はバスケから離れてたんですけど。

 

 

テレビでバスケの試合してるのを見て、

やっぱバスケが好きや。バスケやりたいってなって。

 

深夜の公園でバスケして、クラブチームで社会人の人とバスケやって。

 

 

そしたら、本当にバスケって楽しいって思えて。

 

 

挫折や後悔は一度は味わったけど、それがあったから

自分の中のバスケの大きさに気づけて。

 

 

 

何かを辞める、捨てるってことはそこに新しいものが

入り込んでくるスペースができるんですよね。

 

 

もちろん辞めて失うこともあります。

 

でも、それ以上のものを得られることもある。

 

 

僕は今でも辞めたことを後悔することもあります。

 

もう少し続けてれば、何か変わってたかなって。

 

 

けど、それはあくまで結果論に過ぎなくて。

 

そのときって分からないんですよね、

辞めたほうがいいか、辞めないほうがいいかは。

 

 

スティーブジョブズの点と点はあとからつながる

って言う言葉が僕は好きで。

 

そのときにした決断は、どっちにしても、

後の自分にとってプラス面もマイナス面もあるものです。

 

失うものもあるし、得られることもある。

 

 

人生ってそういうものなのかなと思います。

 

迷って、悩んで、葛藤して、でも決めないといけなくて。

 

その重さって周りが思ってるほど軽くなくて。

 

それで、決めたら決めたで、後悔することもあって。

 

 

けど、その経験って、決して無駄じゃなくて。

どっちにしても得られるものがあって。

 

 

苦しい経験があったから、それが自分を

強くしてくれたり、自分の力になったり。

 

 

ただ、覚えていてほしいのが、これは他の誰でもない

○○さんの人生だっていうことです。

 

 

ちょっとキツイ言い方になるかもしれませんが結局、全部自己責任で。

 

 

自分の思っているのかを貫くのか?

周りの人間の言う通りにするのか?

 

これはどっちが良くて、どっちが悪いんじゃなくて。

 

どちらを選んだとしても、そこにはたぶん何かしらの後悔や不満が残るし。

同時に、やっぱりこれで良かったんだって思えることもあって。

 

 

イチかゼロか、白か黒かっていう単純なものじゃない。

 

 

複雑なんですよね、すごく。

 

その狭間で揺れ動いてしまうこともあるでしょう。

 

 

 

僕も思ったことをバーっと書いてしまったので、

ちょっとまとまりがないですが。

 

 

僕の思ってることは結果はなく、プロセスだけが

そこにあるっていうことです。

 

今しなければならない決断って、長い目で見れば過程にしか過ぎなくて。

 

そのプロセスっていうのをどうとらえるのかも自分次第です。

 

 

やる気が出ない、甘い、辞め癖がつくんじゃないか?

けど、ここにこれ以上いる意味もないんじゃないか?

 

その間で悩んでいらっしゃるのだと思うんですが。

 

 

そんな立ち止まってしまう時も全然あってもいいんだって僕は思います。

 

 

そこで思いっきり悩みながらも、自分と向き合って。

そしたら、自然といろんなことがクリアになって、見えてくるものです。

 

やっぱり、自分が選ぶ道はこっちだったんだって。

 

 

僕が尊敬してる人に高城剛さんがいるんですが。

 

 

常に解答は他者ではなく自分の中にあるのです。

困難は自分の中にある答えを見つける機会にすぎません。

 

まず、頭で考えない。わかるまで待ちます。

きっと答えは既にある、という前提で思い出すように待ちます。

 

 

こういった言葉を残しています。

 

 

世の中に絶対的な正解はなくて。

 

心の中にすでに答えがあって。

 

 

今はそれが周囲の人間の声や、辞め癖がつくなどの

先入観や固定概念から見えなくなっているのかなと思います。

 

 

どちらの選択をされたとしても、それを生かせるかは自分次第です。

 

 

悩みとか不安って、一度はそれに押しつぶされそうになっても。

時間が経ったら、やらんとしゃーないって思えるものですし。

 

 

逃げ癖とか、甘えとかが生まれても、それは悪いことではないし。

 

その経験があったからこそ、それが糧・バネになるものです。

 

 

まだ大学生2年とお若いですし、焦りすぎても、あまりいいことはありません。

 

 

じっくり自分と向き合って、自分で決断すること。

 

 

それは、たとえ、どんなことであっても、

周りからの言葉に流される、どこかから取ってきた情報に従うことよりも。

 

 

これからの○○さんを支えてくれる経験になるはずです。

 

 

 

 

色んな、挫折・葛藤もあるでしょう。不安もあるでしょう。

 

しかし、その中でも自分で決断して生きていくのが人生なのかなと。

 

 

そして、どんな経験であっても、それはこれからのあなたの

人生を支えてくれる力になるはずです。

 

 

 

あまり、的を得たようなことを書けなかったかもしれませんが、

○○さんからのメッセージを読んで感じたことを書かせていただきました。

 

 

では、失礼します。