努力は裏切らない。
キレ―ごとですね。
そんな言葉、今更誰が信じるというのでしょう?
ですが、僕は努力は裏切らない。
そう考えています。
いやいや、努力したって限界あるでしょ。
どれだけがんばっても、できないことはあるんだよ。
だったら、緩く流して生きたほうが幸せじゃん?
と、あなたは思われたかもしれません。
はい、普通はそうですよね。
でも、それでも。
努力は裏切らない。
プロセスから得られるものが山ほどあるから。
努力が裏切られた…
そう感じるのはどんなときか?
それは結果が出なかったときです。
バスケをがんばってるのに、上手くなれない。
勉強をがんばったのに、試験に落ちた。
何回かデートを重ねたのに、付き合えなかった。
自分がかけた労力やコストに見合った結果が出ない。
そのとき、努力は報われないって感じるのではないでしょうか?
…でも、本当にその努力は報われなかったと言えるでしょうか?
結果は伴わなかったかもしれません。
でも、それは何らかの形で自分の力になっているものです。
バスケでミスする、失敗するといった経験があるからこそ。
次はこう動けばいい、こうプレーすればいいと分かる。
例え、試験に落ちても、勉強の中で得た知識というのは無駄にはなりませんし。
2回目受けたら、受かるかもしれない。
勉強に打ち込んだ経験は集中力や自分を律する力、忍耐力を自分に与えてくれるもの。
付き合えなかったとしても、それを次の出会いに生かせばいい。
仮に成功した、上手くいったとしても。
それで終わりってわけじゃない。
バスケでもパスミスが減った、シュートが入るようになった。
そこで終わりじゃなくてスキルはどこまででも高めていけるものですし。
勉強にしても、一時的な結果にかまけて、努力することを忘れたら
元の木阿弥になってしまいます。
仮に付き合えたとしても、自分の魅力を磨くことを怠ければ、
相手は離れていってしまうでしょう。
そう考えれば、結果はどうであれ。
報われない努力というものは存在しないんです。
その過程・プロセスから必ず得られるものが山ほどあるんですから。
焦らないでください
そもそも努力が実る、結果が出るまでには時間がかかります。
今日明日バスケ始めましたって人が一週間後にプロになりました。
モテなかった人間が朝起きたらめちゃくちゃモテるようになってました。
ありえないです。
プロの選手がそれまでにどれだけ時間を費やしてきたか。
モテる人間がこれまでどれだけフラれてきたか。
結果を出している人は例外なく、その裏で数えきれない
失敗、挫折、苦労を味わっています。
普通の人からすれば、
そこまでやらないとダメなのか…
自分には絶対無理だわ…
って言いたくなるような。
確かに成果・結果も大事です。
そういった見返りがないとやる気にならない、というのも分かります。
でも、そこだけを見るとしんどいです。苦しいです。
だから、プロセス・過程を楽しめるかが大事。
失敗しても、成功しても、それは自分の力になっているということ。
今すぐには報われないかもしれないけど、未来に向かって成長してるんだってこと。
多くの人はインスタントな結果を求めます。
すぐに、楽に、失敗せず。
まさにカップ麺みたいなものを、です。
けど、結果しか見てないから。
どこかで諦めてしまう。辞めてしまう。
これ以上頑張っても、無駄だよ。
別に無理して変わらなくてもいいよって。
人間は楽をしたい、努力が嫌いな生き物です。
でも、何かを成すためには地道な努力は必要なわけで。
結果が出るまでの期間に耐えられるかどうか?
まさに忍耐力です。
スティーブジョブズが起業家に最も必要な力といった忍耐力です。
努力を辞めない限りは必ず変化があります。
その変化を楽しめない人が、結果が出るまでの時間に耐えられずに投げ出してしまう。
人間の学習曲線は右肩あがりではありません。
プラトーという停滞期、上手くいかない時期があって、それを超えたとき。
上達・成長スピードが爆発します。
努力を続ける限り、それは自分の力・糧になる。
プロセスを楽しみ、上手くいかない時間に耐えることができれば、
報われない努力は存在しない。
努力は報われるというのは確かにキレ―ごと。
けど、それを信じれるかどうかで結果は変わります。