ジョーダンのクロスオーバーの特徴はシンプルであること。

 

冒頭のテロップにもあるけどクロスオーバーという言葉を聞けば、アイバーソンクロスのように大きくフェイントをかけたり、左右に何度も切り返してディフェンスを翻弄する映像を思い浮かべるのではないだろうか?

 

しかし、ジョーダンのクロスオーバーは右から左へ、もしくは左から右への1回の切り返しだけで抜くことが多い。

フェイントやドリブルコンボはほとんど使わない。

何の変哲もないただのフロントチェンジ。

 

なのにディフェンスは止められない。

ただボールを左右に1回動かして進む方向を変えてるだけなのに。

 

ジョーダンは見えたドライブのコースをただ進んでいるだけに見える。

ディフェンスが反応できないのはジョーダンがいつ抜いてくるか分からない、ファーストステップが素早く滑らかすぎて気づいたときには既に横に入られてるからじゃないかと推測。

 

凄すぎる。

 

彼は試合中に何度もドライブを仕掛けるなかでディフェンスを抜くための間合いや位置関係、角度、タイミングや緩急の変化などの駆け引きを感覚として身につけているのだろう。

 

あと、ジョーダンの身体を見るとふくらはぎ(末端)が細い。

体型も骨盤が前傾して脊柱のS字カーブが効いているはず。

そのような体型だとハムストリングスの力をフルに使えるし、フットワークも軽くなる。

だから一歩目がとにかく速いし、予備動作・動きの起こりが見えないからディフェンスは反応が遅れる。

 

駆け引きと身体のレベルの高さが彼のシンプルで止められないドライブを作っている。