フィルジャクソン。
マイケルジョーダンがいたときのブルズ、
コービーがいたときのレイカーズを何度も優勝に導いた名将。
彼はバスケについて次のように言っている。
バスケットボールは注意の対象を電光石火の素早さで変えていかなければ複雑なダンスだ。
この競技で卓越するには澄み切った心でプレーし、フロアのすべての選手に
注意を注いでいる必要がある。
その秘密は「考えない」ことだ。
バカになれというのではない。
何も考えずに本能でプレーをするよう訓練しつくされた肉体を、
思考作業で邪魔することなく、あるがままにプレーさせることだ。
すると全体が1つに調和する。
ある瞬間に完全にのめりこんだとき、自分のやってることと、自分が一体になる。
考えちゃいけない。
思考はプレーを鈍らせる。
考えれば考えるほど、迷いが生まれ、プレーは遅くなり、一瞬しかないチャンスがすり抜けていく。
バスケは理屈じゃ上手くなれないし、いいプレーも生まれない。
一流ほど、本能、直感、感覚を信じて、それに身を任せてる。