バスケをプレーしていると。

 

主観的な目線で見てしまうと思います。

 

シュートが入ったからヨッシャって思ったり。

パスをカットされたから悪かったって感じたり。

 

1つ1つのプレーを良い、悪いで判断してしまう。

感情がジェットコースターのように乱高下してしまう。

 

けど、これは幻想です。

 

この良かった、悪かったの判断癖をやめることで。

今、あなたが持っている最高のプレーを発揮できます。

 

 

コート上で起こることは単なる事実

 

最初にも言ったように 自分にとっていいプレーができれば 喜びを感じます。

 

シュートを決めた。

相手を抜けた。

アシストパスが通った。

 

逆に悪いプレーをしてしまうと。

 

クソっ!シュートが入らない。

ボールを相手に取られた。

トラベリングをしてしまった。

 

あなたの心の中には苛立ちとか不満がこみ上げてくるでしょう。

 

でも、良いプレーも悪いプレーも存在しません。

 

今、はっ?ってなりましたね?

 

説明しましょう。

例えばシュートが外れたとします。

 

あなたはクソって思うかもしれませんが。

相手は良しって思うでしょう。

審判からしてみたらただシュートが 落ちただけとしか捉えません。

 

あるのはただボールがリングに 入らなかったという事実だけ。

 

現実はない、あるのは解釈だけという言葉があります。

 

人は何かが自分の身に起こると自分というフィルターを通して 解釈するんです。

 

 

浮かれるな、落ち込むな

 

事実は解釈によって人によって捻じ曲げられる。

で、この解釈というのは判断のことです。

 

もっと厳密にいえば裁判。

 

シュートが入ったら良い、外れたら悪い。

パスが通ったら喜ぶ、外れたら落ち込む。

 

人間としては自然なことではあるんですが。

 

主観を通してプレーを判断するっていうのが パフォーマンスを下げるんですよね。

 

あなたの今までの経験をちょっと 振り返ってみてください。

 

シュートを2,3本打って入らなかったとき。

クソっ!調子悪い。今日はあんまり打たんほうが良いな。

 

外れることが悪いっていう判断をしてしまうと。

次にシュート打つときは緊張や焦りが あったんじゃないでしょうか?

 

次は決めないと。外してばっかだから今度こそ決めないと。

その緊張や焦りが 身体をこわばらせ、スムーズなシュートを妨げる。

 

 

逆に相手を振り切ってシュートを決めたとき。

ヨッシャと喜んでしまうとどうなるか?

 

今日は行けると思ってしまって パスするべきところで強引に打って外す。

または次も上手くいくようにと 慎重になりすぎる。

 

プレーを良い、悪いと判断してしまうと。

感情、メンタルがグラグラ揺れてしまって 遅かれ、早かれ、ミスを生むんです。

 

 

客観視は上手くいくけど楽しくない

 

だから、客観視するんです。色んな人の視点。

 

自分以外の視点で物事をとらえる。

そしたら例えばパスをカットされても。

 

相手から見ればそれは悪くないことだし。

今のプレーは自分を成長するための糧だと 一流選手は考えるだろうなとか。

 

シュートが決まっても今ので調子に乗ったらダメだろうなとか。

これくらいのプレーで満足しているうちはまだまだ。

 

客観視をすることで自分勝手な主観の 判断をすることが少なくなってくる。

ありのままに、過大評価も過小評価もせずに 見ることができるようになる。

 

がんばっていない、ガツガツしてない。

かと言って、落ち込んだり、しょげたりもしてない。

 

フラットな、ニュートラルなメンタル。平常心。

 

その状態でいれると、集中力が研ぎ澄まされて

最高のパフォーマンスを発揮できるようになります。

 

頭の中での今のは悪いからこうしろとか。

今のは上手くいったからもっとやれとか。

 

セルフトークがなくなって 自分の内側じゃなくて

目の前の プレーに集中できるから。

 

最近、僕は淡々とプレーしています。

 

周りの人間からも元気ないなとか。

何かイライラしてる? みたいなことを言われることが多いです。

いいプレーができても、ミスしても顔色変えずにやってますから。

 

全くそんなことないんですけどね。

 

常にフラットなメンタルだから集中力が高まって いいプレーができる。

客観視ができて判断癖がなくなると 本当に身体がよく動くようになります。

 

変に力まないし、力が抜けすぎることもない。

 

 

でも1つ問題があって…

 

上手くいくけど楽しくないんです。

 

客観視って。

 

何て言うんでしょう…

刺激がなくなるんですよね。 良くも悪くも。

 

ミスしてもクソって思わないから 次は絶対上手くやってやろうみたいな 欲もなくなるし。

上手くいっても浮かれないから ヨッシャっていう達成感もそんなにない。

 

何か、出し切ってない感じ。がんばってない感じ。

 

けど、慣れてくると。

静かにこみ上げてくる喜びがあります。

 

ジワーーーって。

 

やってやったぜ!じゃなくて。ああ、なんか自然と上手くプレーできるわって。

 

伝わりましたか?笑

 

伝わってないかもしれませんがそんな感じです。

 

ネガティブでもポジティブでもないニュートラルでフラットな

まさに自然体の状態でプレーするのが 一番いいプレーができますよって話。

 

そのためには現実をありのままに、 判断せず、裁判せずに見る客観視をしてみてください。

 

客観視は最高のメンタルスキルです。