テレビではフットボールは一切見ない。(妻の)アントネージャが退屈するからね。

(長男の)チアゴと一緒にアニメを見る方が楽しいよ。

メッシ

 

バルセロナのものでなければ、フットボールの試合は見たくない。

レアル・マドリードの試合は見ないよ。他のチームの試合も見ようとは思わない。

ネイマール

 

 

彼らはサッカーをするのは好きだけど、見るのは好きじゃないと言います。

単純に面白くないからでしょうけど。

 

 

これはバスケが上手くなるうえでも、

けっこう大事なんじゃないか?って思って。

 

 

僕はNBAを見ることは大事だけど、

真似しようとしてはいけないと思っています。

 

NBA選手のようにプレーしよう。彼らみたいに自分も動きたい。

 

そんなふうに考えてると、自分の感性や直感が死んでいきます。

 

為末大選手は、伊東選手のフォームを真似しようとしたら、

自分のリズムが崩れて上手く走れなくなったって言ってますけど。

 

シュートフォームとかプレースタイルを真似しようとすればするほど、

自分に合った身体の動かし方やプレーの仕方が分からなくなる。

 

アイバーソンが好きだからって真似しようとしても。

 

もしかしたら、スティーブナッシュのような

パサータイプのほうが自分に合ってるかもしれないし。

(あくまで例えで、自分のスタイルは自分で見つけるしかないです。)

 

 

NBA選手みたいにプレーしたい、上手い選手のようにプレーしたい。

でも現実は、そんなプレーはできない。

 

現状の自分を認められずに、理想とのギャップがストレスになったり。

 

 

 

目の前のプレーに対応できなくなることもあります。

 

今から、デリックローズみたいにドライブでぶち抜くぞーって意識した瞬間。

フリーの味方がいることに気づけなくて、パスが出せない。

 

自分のやりたいプレーのイメージに縛られて、他の選択肢が見えなくなる。

 

 

そして、一番の問題が、バスケを重く考えすぎてしまうってこと。

 

上手くなりたいって気持ちが強すぎて、ずっとバスケのことばっか考えてしまう。

 

オンリーワン中毒になってしまう。

 

恋愛でも付き合う前から、

 

「おれにはこの子しかいない」

「この子が好きすぎてたまらない」

「絶対に付き合いたい」

 

そんなふうに考えてしまったら。

 

余裕のある会話や行動ができなくなったり。

ガツガツしすぎて引かれたり。

 

上手くいかないことのほうが多いです。

 

好きな子とは付き合えないけど、なんとも思ってない子からは好かれる

っていう話はよくあることで。

 

 

バスケでも、上手くなりてえって言う気持ちが強すぎると。

 

焦りや苛立ちで上手くいかない。

ずっとバスケのことしか考えてないから、リフレッシュできない。

 

 

上手い選手って、メリハリをつけてるというか、

バスケといい感じの距離感があるというか。

 

バスケするときは集中してプレーするけど。

それ以外のプライベートの時間はそんなにバスケのこと考えてなかったり。

 

 

NBA選手とかサッカー選手でも、遊んでる選手っていますよね。

それが原因でチームから怒られたりすることもありますけど。

 

 

僕も前まで(学生時代に部活でやってたとき)は

 

上手くなるためには量だ。

バスケのことを考え抜かないと上手くなれない。

 

そう思ってた時があったんですけど。

 

 

部活から離れて、バスケ以外の時間をしっかりとったほうが

上手くなるスピードは速いと感じています。

 

オーバーワークがなくなって、疲労が溜まらないことだったり。

気分的にフレッシュな状態でバスケができたり。

 

 

部活を引退したときに、上手くなれるってよく言いますよね。

それは気負いがなくなって遊び感覚でプレーできるから。

 

 

練習しないと上手くなれないって言ってひたすらハードワークする選手もいるけど。

そのやり方で潰れてきた選手っていうのも何人もいると思う。

 

 

実際に、ネイマールとかメッシはサッカー以外の時間は

そこまでサッカーのこと考えてないと思いますし。

 

 

仕事とかでも朝から深夜までずっと働いてたら、絶対、体壊します。

 

 

3:00前後から、意識を違うところに持っていくと

疲労がたまらない、集中ではなく、分散みたいな話が出るんですけど。

 

 

1つのことをずっとやり続けるのって、すごく負担がかかることなのかなと。

 

それで、さっきも書いたように疲労が溜まったり。

上手くなることにこだわりすぎて、不必要に焦ったり、イラついたり。

 

 

バスケ、バスケしすぎないというか。

 

他の時間のときはバスケから完全に離れてみる。

バスケするときはする。

 

 

メリハリが大事ってことです。