決定力不足

 

サッカーでよく言われてますし、バスケにも当てはまるでしょう。

 

シュートを決めきる力がない。

 

なぜかというと日本の育成環境では決定力や個の力が

ほとんど身につかない練習が繰り返されているからです。

 

 

欧州を見渡して、ストライカーたちはどこから来ている?

その多く、少なくとも8割が南米からだ。

サッカーがより形式的になると、個のスキルや戦う姿勢が伸びなくなるんだよ。

我々は少しそれを失った。

おそらく、欧州でストリートサッカーがなくなったことによるのだろう。

 

 

アーセナルの監督、ベンゲルが残した言葉。

 

形式的になると個の力が伸びなくなる。

 

彼はこう言っています。

 

 

逆に言えば、個の力や決定力は、型や形式的にとらわれない、

自由にプレーできる環境で最大限磨かれるということです。

 

決定力を持ったストライカー、点取り屋が生まれないのは形式的な練習をしているから。

 

 

日本のバスケの指導は教えすぎ、型にとらわれすぎ。

 

3メンとかシュートドリルとか。

決まった動き、パターンをバカみたいに繰り返す練習ばっかり。

 

だから、対応力・適応力・応用力が身につかない。

練習は下手だけど、試合は下手って言われる。

 

 

相手がいつも同じ守り方をしてくるか?

コートの10人の動きはいつも同じなのか?

 

そんなこと、ありえない。

 

 

バスケは複雑、かつランダム。

 

上手くプレーするためには、その複雑かつランダムな

変化に対応できる力を感覚として身につけないといけない。

 

型、テンプレート、理論はクソの役にも立たない。

 

ストリートサッカーがなくなれば、ブラジルのサッカーは終わるだろう。

ジョアン・サルダーニャ

 

 

型にとらわれず、自由にプレーできる環境。

ストリートサッカー、ストリートバスケ=試合。

 

サッカーのトップ選手やNBA選手たちは決まって

 

おれの技術はストリートで磨かれた。

 

こう言います。

 

 

 

試合をひたすら繰り返すこと。

自分の直感に従って、自由にプレーをクリエイトすること。

 

これが世界のトップアスリートが辿ってきた上達プロセス。

 

 

ここを理解しない限り、日本の決定力不足は

100年経っても解消されないでしょう。