NBA選手は半端じゃない練習量をこなしています。

 

しかし….

 

ただやみくもに練習量を増やすだけではバスケは上手くなりません。

 

 

練習のやり方によっては練習するほど下手になったり、ケガの原因にもなります。

 

じゃあバスケが上手くなるにはどのくらい練習すればいいの?

 

その疑問に答えます。

 

コービーブライアントの練習量

 

僕も好きなNBA選手、コービーの練習量にまつわるエピソードを紹介します。

 

【天才=努力】「なぜコービーはすごいのか?」がよく理解できる裏話10個

 

いかがでしょうか?

  • 一日4時間のトレーニング
  • 厳しい食事制限
  • 3時間早く練習場に来る

などなど練習量の多さと意識の高さがうかがえます。

 

が….

 

シーズン中に4時間ですよ?

4時間練習した後にNBAの試合をするんです。

 

 

信じられない練習量ですがコービーはそれほどの練習をこなしていたからこそ

NBAのトップに君臨し続けていたんですが….

 

 

 

普通の選手がコービー並みに練習できる?

 

 

確かにコービーの練習量はすごいですよ。

すごいんですけどいきなりこれ真似しろって言われてできる人いますか?

 

まあ無理でしょう。僕は100パー無理です。

学生や社会人であればバスケだけやってるわけにもいかないし。

 

普通の選手がいきなりこんなハードワークしたら

確実にケガしてバスケできなくなります。

 

 

ていうかコービーですら練習量に身体が耐え切れず何回も大けがしてます。

左ひざ骨折したり、アキレス腱切ったり。

下手したらバスケできなくなるくらいのケガです。

 

ステファンカリーはインタビューで1日8時間練習してると

答えてましたけど足首のケガに悩まされていましたし。

 

 

 

練習量は大事ですよ。大事。

NBA選手はマジでたくさん練習しています。

 

 

だからこそバスケで異次元ともいえる

パフォーマンスを発揮できるのは間違いないです。

 

 

練習量多い=バスケが上手い。

これは真実です。

 

 

でもその一方で

 

ケガするまで練習してバスケできなくなったら意味ないじゃん。

本当にその練習の全部が上達に役に立ってるの?やらなくてもいい練習やってんじゃないの?

本当に上達につながる練習だけすれば最小限の練習で最大限の結果がでるんじゃないの?

 

 

とも思うわけです。

 

 

 

やらなくていい練習はしなくてもいい

 

ディフェンスがいない状態でのシューティングやコーンを相手にしたドリブル。

 

こういう練習はやらなくていいと思ってて。

 

ディフェンスがいない状態でのシューティングは

ディフェンスがいない状態でのシュートがうまくなるだけ。

 

コーンを相手にドリブルしても実際に動くディフェンスに対して

通用するドリブルは身につかない。

 

 

バスケでは常に相手がいて常に駆け引きしないといけない。

 

それなのにいくら相手がいない状態で練習しても。

決めた動きを繰り返す練習やっても。

 

 

それはその条件でのプレーが上手くなるだけで試合には生きない。

 

 

 

長時間練習できる=質が低い

 

 

僕が思うにバスケが一番上手くなる練習は試合です。

 

試合こそがバスケに一番必要な駆け引きと判断力を上げてくれるからです。

 

 

上達にダイレクトにつながっている=質が高い。

 

試合は最も質が高い練習ですが質が高い練習は負荷が大きく、

疲労もたまるため長時間することはできません。

 

 

バスケの試合は体にも脳にもすごい負荷がかかります。

 

ダッシュ、ストップ、ターン、ジャンプの繰り返し。

相手の動きに瞬間的に反応し次のプレーを選択する判断力。

 

1試合終わったときの疲労感ってハンパなくないですか?

 

1日3試合やれって言われてできますか?

仮にできたとしても3試合目のプレーの質は限りなく落ちます。

 

一番質の高い練習である試合であればせいぜい2試合くらいが限界のはずです。

 

質が高い練習ほど長時間やるのは無理です。

 

 

それに比べて動画みたいなコーンドリブルとかシュートドリルであればどうでしょうか。

 

やれと言われれば3時間くらいはやれるんじゃないでしょうか?

 

このような練習は駆け引き、判断が伴わないので上達につながりません。

しかし負荷は少ないので長時間することができます。

 

 

このことから

上達につながる質の高い練習=負荷が大きく短時間しかできない

上達につながらない質の低い練習=負荷が小さく長時間できる

 

ことが言えます。

 

 

 

常に100%で練習しないと上達しない

 

多すぎる練習量は疲労がたまります。

 

疲れていて身体が動かない。スピードが落ちている。集中できない。

 

こんな状態で練習してもパフォーマンスの最大値は上がっていきません。

 

むしろスピードが落ちた状態での動き、集中しきれていない状態のプレーを

体と頭にしみこませることになり、ドンドン下手になる可能性もでてきます。

 

もちろんケガの原因にもなります。

 

 

僕は高校、大部活の時は今よりもたくさん練習していました。

 

高校のときは平日1時間半、休日4時間で毎日練習がありました。

大学の時は週6で平日2時間、休日3時間でした。

 

 

高校のときはジャンパーズニーやシンスプリントの痛みを

ずっと抱えながら練習してましたし、毎日体が重い状態で練習していました。

 

疲労がたまって常に体が動かない、集中しきれない状態でプレーしてたんです。

 

 

大学の部活をやめてからは多くても週3回で1回の練習時間は1時間半くらいです。

 

ただ….

 

 

うまくなるスピードは部活でやってたときよりも断然早いです。

 

 

それは疲労がたまらず常に100%の状態でプレーできているからです。

 

常に身体はキレてるし、集中した状態でプレーできています。

だからこそ少しずつですが確実にパフォーマンスの最大値が上がっていきます。

 

練習量だけでみれば昔のほうが上ですがうまくなるスピードは今のほうが上なんです。

 

 

疲労がたまって100%の力が発揮できない状態で練習しても

意味がないのは僕の経験からもはっきり言えます。

 

 

 

バスケはどれくらい練習すればいいのか

 

じゃあ結局バスケがうまくなるにはどれくらい練習すればいいんだよ!

 

と思いますよね?

 

結論から言うと

 

1回の練習は長くて2時間まで。練習と練習の間は最低1日は空ける。

ただし練習は試合をメインにする。むしろ試合しかしなくていい。

 

 

これが僕の経験から言える1つの目安です。

 

あなたは

 

「少な!これだけの練習量でホントに上手くなれんのかよ?」

 

と思うかもしれません。

 

しかしバスケが一番うまくなるのは試合です。

試合が上達につながる一番質の高い練習です。

 

ディフェンスがいない状態でやる練習。

決めた動きを繰り返す練習。

これらの練習は上達につながらず質も低いのでやらなくていいです。

 

試合は身体と頭にかかる負荷が半端じゃありません。

だからそんな長時間できないし、毎日できるものではありません。

 

疲れている状態でバスケしても100%の力を出し切れずパフォーマンスは上がりません。

 

最初らへんにに練習量多い=バスケがうまいと書きました。

 

しかし正しくは試合量多い=バスケがうまいです。

 

試合をメインに練習すると自然と練習時間は短くなります。

練習量は減りますが上達に直結するので上手くなるスピードは格段に上がります。

 

無駄な練習はいくら量を増やしても無駄です。

上達しません。

 

上達につながる質の高い練習。

 

つまり試合を100%の力が発揮できる状態で繰り返せば

最小限の努力で最大限上手くなることができます。

 

まとめ

  •  NBA選手は半端ない練習量をこなしているがそれはオーバーワークにつながりケガの原因にもなる。
  • 上達につながらない練習はしなくていい。
  • 質の高い練習は短時間しかできないが、質が低い練習は長時間することができる。
  • バスケは常に100%の力を発揮できる状態でプレーしなければならない。
  • 質の高い練習=試合を繰り返すことで最小限の練習量、短い練習時間で最大限うまくなることができる。

 

 

NBA選手の練習量は確かにすごいです。エグいです。

 

でもその練習の中には役に立たない練習も含まれているんです。

無駄な練習をしてもバスケはうまくなりません。

 

本当に上達につながる練習は試合だけです。

試合をメインにすると自ずと練習量、練習時間は少なくなります。

 

少なくなりますが上達につながるので短い練習時間、

少ない練習量でもパフォーマンスは上がります。

 

 

常に100%の力で試合を繰り返す。

 

これを基準にしてあなたの練習方法、練習量を見直してみてください。

 

最小限の努力で最大限の上達を生み出すあなたに最適な練習量がわかるはずです。