あなたがバスケをしているなら。
「バスケ部」に所属している、もしくは所属していたと思います。
中学、高校でバスケをしようと思ったら大体の人が学校の部活に入るでしょう。
しかしこの部活というシステムが日本のバスケレベルを下げていることに。
どれだけの人が気づいているでしょうか?
日本の部活は選手の才能を大量に虐殺する最悪のシステムです。
今日はそのことについて話していきたいと思います。
才能を潰されそうになりました…
僕は大学のとき部活でバスケをやってました。
そこで何度も才能を潰されそうになった。
全然試合に出られない。
試合にのときの出番はアップとハーフタイムのシューティングだけ。
練習でもレギュラー陣のシューティングのリバウンド。
紅白戦とかの実戦練習は見学。
ミスすると「へたくそ」「しょーもな」「お前やめろや」っていう罵声がとんでくる。
試合に出られないから上手くなれない。
メンタルを削られていく日々。
バスケがしんどくてしょーがなくて何回もバスケをやめようかと思いました。
それでも耐えて練習に行ってたんですけど。
しだいに
なにかおかしいんじゃないのか?
もっと自由にバスケがしたい!バスケを楽しみたい!
おれの選手としての価値はこんなに安くない!
今のままじゃ奴隷としてこき使われて才能を潰される。
そう考えるようになり。
「補欠」から抜け出すための方法をネットで探していた時。
セルジオ越後さんが補欠について書いてる記事を見つけて。
こう書かれてたんですよ。
日本のスポーツが強くならないのは補欠制度のせい
サッカー強豪校なら、部員数が100人を超えることは珍しくない。部員数が増えたところで、全国サッカー選手権大会の選手登録できるのは20人のみ。試合に出なければ試合勘は育たないし、うまくならない。サッカー人口は増えたとしても、日本サッカーの底上げには結びつかないのである。
サッカーの場合、2つ以上のチームでプレーすることは許されない。
高校生は「部活動」か「クラブチーム」のどちらかを選ばなければならない。高校から1チームしか大会に出場できないので、ベンチメンバー以外のBチーム、Cチームは試合に出られなくなる。一方、ブラジルには部活動はなく、学校はあくまで勉強するところ。サッカーをする場合は、地域のクラブチームのみ。そして、クラブ間は行き来が自由で、試合に出られない子は新しいチームを探してプレーをする。上手な子も同じで、強いチームから声がかかり、ヘットハンティングされていく。
常に自分のレベルにあったチームでプレーすることができるという背景は、ブラジルサッカーの全体的な底上げにつながっている。
引用元:https://www.sinkan.jp/news/6861?page=1
僕はこの記事を読んで自分の中の常識が崩壊していきました。
部活でバスケをするのが常識。
補欠で辛くてもそれに耐えて続けることが常識。
上手くなれないのを部活などの環境のせいにしてはいけないという常識。
僕の中で積み上げられていた常識、当たり前だと思っていたことが。
ガラガラガラーっと音を立てて崩れていきました。
こんな辛い思いをしてまで部活にこだわる必要なんてない。
補欠というシステムのせいで選手は上手くなれない。
他の国では個人が自分のレベルに合わせてチームを選んでいる。
試合に出れないチームで耐えても消耗するだけ。
バスケがまともにできないんならそのチームにこだわっても上手くなれるはずがない。
僕の実体験からも部活をやめて自分のレベルに合ったチームでバスケするようになってから上手くなるスピードが桁違いに上がりました。
やっぱり試合に出れるチームに所属することで試合の経験数がめちゃくちゃ増えて。
試合勘もどんどん磨かれるし上手くもなる。
試合に出れると楽しいからもっとバスケがしたくなる。
いつも雑用的なことばっかやらされてまともな練習させてもらえない。
バスケがしんどい、つらい。
そんな状態でバスケするより試合に出れて技術を存分に磨ける、バスケが楽しくてたまらない。
そっちのほうが上手くなれるに決まってますよね?
いい加減気づいてください…
日本の部活は多くの選手の才能を虐殺しまくるシステムだってことに。
日本の常識は世界の常識じゃないことに。
日本の部活では補欠があふれ返り、レギュラーや試合に出れる人しか経験値を積むことができません。
試合に出れる人はどんどんうまくなり出れない人は経験をつめずいつまでたってもうまくなれないまま。
試合に出て経験を積めばすごくうまくなる選手もたくさんいるはずなのに。
部活システムのせいで本当に数え切れないほどの才能をつぶしてしまってるんです。
「練習しているのに試合に出られない」
「俺は下手だから試合には出れないのか」
そういう悩みを抱えている選手はすごく多いと思います。僕もそうでしたから。
でもこれって順番が違っていて。
「うまいから試合に出れる」んじゃなくて「試合に出るからうまくなる」んです。
現在の部活のシステムだと試合に出れる選手よりも出れない選手のほうが圧倒的に多い。
チームで飼い殺し状態になっている選手のほうが多いので日本全体のバスケレベルも上がらないわけです。
選手たちが自分のレベル合わせてチームを自由に移動できるような環境にすること。
これが日本のバスケの大きな課題の1つです。
いつまでこんなシステム続けるんだか。