監督なんてクソくらえ。
おれのプレーに口出しすんな。
バスケするときはこれくらいの気持ちで自分を押し通す強さが必要です。
監督の指示を、全て信じ切って鵜呑みにしている限り、選手として1ミリも成長できません。
自分を殺し、他人に言われたことだけを淡々とこなすバスケ。
そういうロボットみたいなバスケやってる限りマジで成長しません。
僕自身の経験からも、はっきり言えます。
高校、大学の部活時代、僕は監督の言われたことを忠実にこなすバスケをしていました。
監督が自分に求めているプレーだけをする。
それ以外のプレーはやらない。
監督のしもべみたいな選手でした。
高校のときはそれでも試合に出れてたからまだ良かったです。
監督は僕にドライブとパス、ディフェンスを求めてて、それが僕の持ち味でもあったんで。
そのせいで得点力はほとんど身に付きませんでしたが。
まだバスケを楽しめました。
でも大学時代の部活で監督が僕に求めたプレーは外からのシュートでした。
僕の持ち味、長所はドライブからのプレーなのに。
お前は身長が低いから中に突っ込んでもムダみたいなことを言われて。
ドライブしてミスするたび怒鳴られて、僕は徹底して外からシュートを打つように言われました。
でもそんな簡単に自分のプレースタイルを変えれるわけがありません。
自分の持ち味を殺していいプレーができるわけありません。
シュートも入らないから当然、試合にも出られない。
マジで面白くないし、楽しくない。
自分を殺されて、監督の奴隷になってまで部活でバスケする意味なんてない。
ここにいても自分は全く成長できない。
だから僕は部活をやめました。
そして、このとき以来、僕は監督とか周りの言うことを聞かなくなりました。
監督、周りの言うことなんてクソくらえ。
そういう考えでバスケするようになりました。
もちろん言われて、そうしたほうが良いなと思ったり、
納得したことは素直に受け取ります。
でも自分の判断は間違ってない、言われても納得できない。
そう感じたときはひたすらスピードラーニングのように聞き流します。
じゃないといつまでたっても自分のプレースタイルが身につかないから。
NBA選手たちを見れば分かりますが、彼らは自分自身のスタイルを持ってますよね?
カリー、アービング、ハーデン、レブロン、デュラント…etc
みんな自分にしかできない、唯一無二のプレースタイルで勝負しています。
そしてそのスタイルは決して誰かから教えられたものではなく、自分で作り上げたものです。
ひたすらプレーを繰り返して、
- どのプレーなら相手に勝てるか。
- 自分に一番合っているプレースタイルは何なのか。
- 絶対、他の誰にも負けないストロングポイントは何なのか。
そういうのを感覚として身に着けていったんです。
自分だけのプレースタイル。
自分だけの感覚。
これらを磨き上げることこそが最高のパフォーマンスを発揮するカギです。
そして、そのためには自分の感覚を信じ切り、自由にプレーすることを繰り返すしかありません。
監督や周りの言ったことに従ってばかりだと
- シュートを打つべきなのに、打たずにパスをさばく。
- シュートをするべきなのに無理してドライブを選択してしまう。
- 目の前の相手との駆け引きがなくなって臨機応変にプレーできない。
- 自分の長所が全く生きないプレースタイルにさせられる。
言われたことを徹底しようとするあまり、バスケで最も大事な判断力や駆け引きする感覚が磨かれない。
自分に一番合ったプレースタイルをいつまでたっても確立することができない。
自分だけの感覚やプレースタイルを磨かない限り、バスケが上手くなることはありません。
僕は大学の部活をやめてからずっとクラブチームでバスケしてますが、
そこは自分の好きなようにプレーできるチームです。
もちろんチームメイトや監督からもっとこうしろっていう指示とかアドバイスは受けます。
でも、それに従わないからと言って試合に出さないっていうのは全くありません。
部活のときは、言うこと聞かないと試合には出れないみたいな空気だったんですけど。
監督とか周りの声をある程度、無視して自分の好きなように自由にプレーするようになってから。
今までバスケしてきたなかで最速で上手くなってます。
自由だから、自分の感覚、直感でプレーできる。
シュートを打つべきときはシュートを打つ。
パスするべきときはパスを出す。
ドライブするときはドライブする。
相手に止められないように、ボールを取られないように駆け引きしながら。
自分の感覚に任せてプレーすることで、周りの言うことを気にしすぎたせいで磨かれなかった
判断力、相手と駆け引きする力が磨かれます。
そして、自分の長所を思いっきり生かしたプレーができます。
自分の中の強いフィールドで戦うから一番いいパフォーマンスが発揮できます。
僕の場合、もともとの強みだったドライブに更に磨きがかかりました。
するとディフェンスは下がって守ってくるから外からシュートを打つ機会が自然と増えます。
それであまり得意でなかったシュートも少しづつ磨かれてきて。
ストロングポイントを生かしてバスケすることで他のスキルのレベルも上がりました。
相手と駆け引きして、逆を突く。
シュート、ドリブル、パスのどれが一番効果的か判断する。
自分の強みを最大限に生かしたプレーをする。
そのために自分だけの感覚、プレースタイルを磨く。
周りの声に惑わされず、自分を押し通す。
そういう考え方でバスケができるようになると一気に上達するスピードが上がります。
監督の飼い犬になるな!
監督や他の誰かの言いなりになっている限り、一生あなたは選手として成長しません。
駆け引き、判断力、自分の感覚が全く磨かれないし。
自分のスタイルを殺して、誰かに言われた型通りのプレーしかしない。
そんなんじゃプレーのレベルが上がるわけないんです。
監督の言うことを、素直にハイハイ聞く飼い犬になった瞬間、あなたの上達は止まります。
監督なんて、周りの声なんて、クソくらえ。
自分の感覚、スタイルを磨くからこそ、バスケは上手くなります。