いいパス出したときってメッチャ気持ちよくないですか?

 

 

僕はアシスト好きなんで、こういうの見たらスゴイワクワクしますねー。

 

ノールックパス、ビハインドバックパス、そこ通すか?みたいなキラーパス。

 

こんなパスを出せるようになりたい!

そう思ってるんなら、一番大事なことを教えます。

 

パスを出すときに一番大事なことを。

 

これはテクニックとかではありませんよ。

カットされない出し方とか、速いパスを出すコツ、みたいな。

 

もっと本質を突いたものです。

 

 

パスを出すときに最も重要なこと。

 

それは遊び心です。自由な発想とでもいうんでしょうかね。

 

もう、上手いパスって言うのはここに集約される。

 

いや、普通にチェストパスで通るならチェストパスでいいですよ?

ガードがドリブルでボール運んできて、いきなり45度の選手にビハインドバックパスとかはさすがにね笑。

 

ただ、良いパスとか得点に直結するキラーパスっていうのは。

馬鹿正直に、真面目にパスしても通らないです。

 

ゴールに近くなればなるほどディフェンスのプレッシャーはきつくなるし。

ディフェンスはボールを取ろうと必死なわけですから。

 

読ませないパスを出すことが必要になります。

 

 

では、どうすれば読まれないパスを出せるかっていうと。

 

相手を欺く、騙すことが大事ですよね。

 

相手が予想できないタイミング、パスコース、ターゲットに出すってこと。

そのためにはパスする相手の目を見て、「今からそこにパス出しますよ」みたいな

馬鹿正直なパスではいけません。

 

相手と駆け引きして、相手の読みを外さないとダメ。

 

だから、遊び心が必要になります。

 

ノールックパスだったり、ビハインドバックパスだったり、相手の股を通したり。

シュートに行くってオーラを出してパスしたり。

 

これってどうやったら相手を騙せるかって遊び心です。突き詰めると。

ババ抜きでどうやったら相手にジョーカー引かせられるかな、みたいな。

 

NBAって最初に紹介した動画みたいなトリッキーなパスとかめっちゃ使いますよね。

 

でも日本だと、確実なパスが好まれるし、こんな遊び心に溢れたパスってあんまり見ません。

 

パスが上手い人って、頭が柔らかいんですよね、すごく。

一見、フリーに見えない、パスが通らないっていうシチュエーションでも。

ここなら通るんじゃないか?相手を騙したら通せるんじゃないか?みたいな。

 

まあ、パスをだすときって一瞬なので、いちいちそんなこと考えてる暇はありませんから。

これまでのプレー経験から無意識で出していますけど。

 

なんていうか、日本のバスケに足りないのって遊び心だと思う。

確実さを重要視してるけど、確実ってことは無難ってってことで。

無難ってことは相手も読みやすいってことですから。

 

 

もっと頭を柔らかくしてみましょう。

 

パスの出し方ってそれこそ何通りもありますし。

正解なんてありませんから。

 

通れば、それが正しいパスです。出し方なんて関係ないし、もっと自由で良い。

 

見ている人に

 

「うわ、そこ通すんや!ナイスパス!オシャレ!」

 

そう言わせるくらいのパスを目指してください。

 

もちろん、最初は難しいです。いっぱいミスもします。

でも、そのミスがあるからこそ色んなパスが出せるようになります。

 

僕はパスミス=相手に取られることとは考えません。

シュートに繋がるパスを出せないことだと考えます。

 

そしてシュートに繋がるパスというのは、相手に取られるのと紙一重のパスです。

 

どこかで書きましたが良いパス=危ないパスですから。

 

けど、その紙一重の差を「ナイスパス」にできるのパスが上手い選手です。

 

 

あなたのパスセンスを上げる具体的な方法

 

パスで大事なのは遊び心、自由な発想。

 

では何をすればパスセンスを上げることができるのか?

 

それは自分の中のパスのイメージを増やすことと、試合をくり返すこと。

この2つです。

 

この2つをすれば、あなたのパスセンスは上がります。

 

まず、人間はイメージできないこと、頭の中にないものは出来ません。

見たことも聞いたこともない料理をいきなり作れって言われても難しいですよね?

 

だから、こうやってパスを出せば読まれないんだ、試合ではこのパスコースが空くんだっていうのを

知っておく必要があります。

 

自分の中のパスのイメージを増やしておくことが大事。

 

そのためには普段からNBAのアシストハイライトや試合を見ておくこと。

何時間も見る必要はありません。

3分でも5分でもいいので、最初に紹介したような動画を見てイメージを膨らませてください。

 

そして大事なのが試合を繰り返すこと。

色んなパスを見て、イメージを増やすのは大事ですけど。

それだけでパスが出せるようになるならなるなら誰も苦労しません。

 

自転車の乗り方が分かったからって、最初の一回目で乗れるようになる人はほとんどいないでしょう。

 

パスセンスというのは実際に試合でパスを出し続けることによって磨かれます。

フリーになっている味方を見つけ、そこにパスを通すというスキルは試合の中でこそ身につく。

 

試合でアシストを決めるということは複雑に変化するコートの中から

わずかなフリーの味方を見つけ、そこにカットされないパスを出すということです。

 

だから本当のパスセンス、パススキルというのは試合でしか身につかないのです。

 

 

僕は別にパスの練習とかしていません。

 

ただNBA選手のプレーを見て、試合を繰り返してるだけです。

もちろんカットされることも未だにたくさんあります。

でもノールックパスやビハインドバックパスを通すこともたくさんあります。

 

 

最後にまとめますと、

 

パスで一番重要なのは遊び心、自由な発想。

NBA選手のアシストを見てイメージを広げ、後は試合でパスを出し続けてスキルとセンスを磨く。

 

そうすればあなたは「ナイスパス!」と唸られるアシストを通せる選手になるでしょう。