現役NBA選手で一番上手いポイントガードは?

 

そう聞かれたら僕はクリスポールと答えます。

人によって意見はいろいろあると思いますけど。

 

 

彼は自分で点も取れるし、周りの選手を生かすアシストも非常に上手い。

 

彼のプレーを見て、「そこ見てるのか!視野広すぎ!」と感じている人も多いのではないでしょうか?

 

パスが上手くなるために、良いパスを出すために。

視野の広さ、フリーを見つけるスキル。

これらは非常に重要です。

 

良いパスがなかなか出せない。視野が狭くて悩んでいる。もっとパスが上手くなりたい。

 

そんなあなたに、クリスポールのような視野を手に入れる方法を今から紹介します。

 

 

周りが見えるスピードでプレーする

 

あなたの視野を広げ、パスセンスを上げる方法。

 

それは周りが見えるスピードでプレーするということです。

スピードをコントロールすること。これが重要です。

 

クリスポールがスクリーンを使うときや、ボールを運んでくるときのスピードに注目してください。

決して全速力、トップスピードで動いてはいません。

むしろ、ゆっくり動いています。

 

全速力で走っているときと、ゆっくり歩いているとき。

どちらが周りを見ることができるでしょうか?

 

聞くまでもありませんよね。

 

そして、このゆっくり動くというのが視野の広さはもちろん、緩急や駆け引きにも繋がります。

 

視野というのは、周りを見ようとしても広げることができません。

それで広い視野が手に入るなら誰も苦労しませんから。

 

周りを見ることができるスピードでプレーする。

あえてスピードを落とすことが広い視野に繋がります。

 

そして、相手は読めません。

シュートを打つのか、パスを出すのか、ドリブルで抜いてくるのか。

 

ゆっくりと動くことで間ができます。

 

その間が駆け引き、緩急、タイミングの変化に繋がるのです。

 

パスが上手くない選手というのは周りが見えていません。

全速力でプレーしているため、相手はコイツは自分で来るなと簡単に読まれます。

そして止まれないし、フリーの味方も見えないスピードだから自滅します。

 

周りが見えるスピードでプレーすること。

 

これが広い視野に繋がるのです。

 

 

スピードをコントロールしてください。

ただ早く動ければいい、スピードがあればいい。

これはバスケで求められるスピードではありません。

 

重要なのは相手と駆け引きすること、最適なプレーを判断することです。

いくらトップスピードが速くても相手に読まれる、自滅するでは意味がないのです。

 

クリスポールやカリーのプレーを見れば分かります。

彼らよりもスピードがある選手はNBAにたくさんいます。

 

でも、ポールやカリーのプレーは止められないのです。

「そこ通す!?」と見ている人が唸るようなアシストを出せるのです。

 

アシストというのは見ているから、出すことができます。

逆に言えば、見えていないからパスが出せないのです。

 

だから、周りが見えるスピードでプレーすることが重要。

全力でがむしゃらに動けば動くほど視野は狭くなり、目隠ししてプレーししているのと一緒になります。

 

スピードをコントロールするから、視野の広さが生まれ、緩急が生まれ、駆け引きが生まれ、

結果的にナイスパスを出すことができます。

 

クリスポールのプレーを何度も見てください。

 

そうすれば、こんなふうにスピードをコントロールすれば視野が広くなるし、

トップスピードを下げても高いパフォーマンスを出せるイメージが身につきます。

 

周りが見えるスピードでプレーする、スピードをコントロールする。

 

これができれば、あなたのパスセンスは上がり、視野が広くなり、味方から

 

「ナイスパス!」

 

と言われるパスが出せるようになります。